ぬるま湯を張ったタライに足先をそっと浸けてみる。0歳児にとって夏の水遊びは、そんな小さな一歩から始まります。7月は気温がぐんと上がり、汗ばむ季節ならではの配慮が欠かせない時期。本記事では、7月ならではの視点を盛り込んだ個人案文例をご紹介します。自園の書式に合わせてご活用ください。
この記事は、現役保育士(保育士歴6年)の「あやせん」が執筆しています。詳しいプロフィールは運営者情報をご覧ください。
◎低月齢(0歳4か月〜9か月)
ねらい
- 保育者の顔を見て笑顔を返すことができる。
- 目で追うことができるおもちゃや物に興味を持つ。
- 手足を元気よく動かして遊ぶ。
- 生活リズムが整い、安定した睡眠をとる。
- 授乳を通して満足感を感じる。
- 水の音や光の反射など、夏ならではの感覚刺激に興味を示す。
保育者の配慮
- 保育者が目の前に立ち、目を合わせて笑顔で関わる。
- 音の出るおもちゃやカラフルな物で視覚的な刺激を提供する。
- 安全で広い場所で手足を自由に動かせるように支援する。
- 子どもの眠る時間をしっかり確保し、リズムを整える。
- 授乳中はゆったりとした空間で落ち着いた雰囲気を作る。
- 室温・湿度をこまめに確認し、汗疹や脱水症状のサインを見逃さないようにする。
◎高月齢(0歳10か月〜1歳3か月)
ねらい
- 言葉かけに反応し、笑顔や表情で応じる。
- 音や動きに興味を示し、周囲を探索する。
- 物をつかんで遊ぶことができるようになる。
- 立ち上がりや移動を試みるようになる。
- 生活リズムの中で食事や昼寝を安定してとる。
- 水遊びやタライ遊びなど、夏ならではの感触を安全に楽しむ。
保育者の配慮
- 子どもに積極的に話しかけて、アイコンタクトを取りながら応答する。
- いろいろな音や動きのあるものを使って探索を楽しませる。
- 手指を使った遊びやおもちゃを提供し、手先の発達を促す。
- 安全な環境で歩き始めの準備ができるよう支援する。
- 子どものリズムに合わせて食事や昼寝を適切に調整する。
- 水遊びの前後は体温・機嫌の変化をこまめに観察し、無理のない範囲で楽しめるようにする。
現場からのひとこと
初めてのタライ遊びで水に足先が触れた瞬間、驚いて大泣きした子がいました。無理に遊ばせず、まずは保育者の膝の上で水面を眺めることから始めたところ、数日後には自分から足を伸ばすようになったのです。初めての感触には、その子なりの慣らし方があるようです。
まとめ
7月は初めての水遊びに出会う子も多く、その子のペースを大切にしたい時期です。個人案には発達の目安だけでなく、新しい感触への慣れ方という視点も加えていきましょう。



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