半袖から長袖に衣替えする子が増え始める9月。0歳児クラスでは、夕方の風がふと涼しくなる瞬間に、子どもたちが目を丸くする姿が見られます。残暑と秋の気配が入り混じるこの時期、体調管理にも一段と気を配りたいところです。本記事では、9月ならではの視点を盛り込んだ個人案文例をご紹介します。自園の書式に合わせてご活用ください。
この記事は、現役保育士(保育士歴6年)の「あやせん」が執筆しています。詳しいプロフィールは運営者情報をご覧ください。
◎低月齢(0歳6〜11か月)
ねらい
- 保育者とアイコンタクトをとり、笑顔で応じることができる。
- おもちゃを手で握り、振ったり転がしたりして遊ぶ。
- 体を動かして周りの物に触れたり、追ったりすることができる。
- 食事の際、食べ物に興味を示し、スプーンやおやつを自分で触れるようになる。
- 母乳やミルクを自分で飲むことができる。
- 残暑と朝夕の涼しさの差にも負けず、安定した生活リズムで過ごす。
保育者の配慮
- 保育者が近くで笑顔で応じ、アイコンタクトを促す。
- 子どもの手の届く範囲におもちゃや遊具を置き、手指の発達をサポートする。
- 安全な場所で動き回れるようにし、自由に触れられる環境を提供する。
- 食事時は、食べ物を自分で触って味わう機会を作り、成長を促す。
- 授乳時や食事時にリラックスできる環境を作る。
- 気温差による体調変化に注意し、衣服や室温をこまめに調整する。
◎高月齢(0歳12か月〜1歳5か月)
ねらい
- 簡単な指示を理解し、応じることができるようになる。
- 物をつかんで持ち運び、物と物を積み重ねることができる。
- 一歩歩くことができるようになり、歩行の練習を楽しむ。
- 自分でスプーンを持ち、食べ物を口に運ぶことができる。
- 日常生活の中で手を使った活動を楽しむことができる。
- どんぐりや落ち葉など、秋の自然物に興味を示し、安全に触れて楽しむ。
保育者の配慮
- 言葉をかけながら簡単な指示をし、子どもが理解できるようサポートする。
- 手指を使った遊びや積み木などを提供し、運動能力を伸ばす。
- 歩行の練習を促進し、安全に歩けるスペースを整える。
- 食事の際にスプーンやフォークを使う練習をし、自立心を育む。
- 日常生活の中で手指を使った活動を増やし、興味を引き出す。
- 戸外遊びの際は誤飲に注意しながら、季節の自然物に触れる機会を作る。
現場からのひとこと
ベランダでお昼寝明けの子を抱っこしていたとき、コオロギの声が聞こえてきた瞬間、その子がぴたりと泣き止んでじっと耳をすませたことがありました。夏の間ずっと鳴いていたセミの声とは違う響きに、何かを感じ取っていたのかもしれません。季節の変わり目は、大人が思う以上に子どもの感覚を刺激しているようです。
まとめ
9月は残暑と秋の気配が入り混じり、体調を崩しやすい時期でもあります。個人案には活動内容だけでなく、季節の変化に敏感な子どもたちの様子を観察する視点も加えていきましょう。



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