朝、目覚まし時計が鳴った瞬間に「今日も行きたくないな」と感じる。その気持ちが週に一度ではなく、毎日になってきた——そんな状態まで来ているなら、一度立ち止まって考える価値があります。
とはいえ、勢いだけで「辞めます」と言ってしまうのはもったいないことも。この記事では、辞めたいと感じたときに最初に確認しておきたい5つのポイントを整理しました。
この記事は、現役保育士の「あやせん」が執筆しています。詳しいプロフィールは運営者情報をご覧ください。
①「辞めたい理由」を紙に書き出してみる
人間関係、給料、業務量、園の方針、体力的な限界——理由は一つとは限りません。頭の中でモヤモヤしているだけだと、本当の原因が見えにくくなります。まずは思いつくまま書き出してみると、「実は人間関係さえ変われば続けられるかも」「そもそも保育士という仕事自体が合っていないのかも」など、輪郭がはっきりしてきます。
②その理由は「園固有」か「業界共通」かを分けて考える
配置基準ギリギリで忙しい、持ち帰り仕事が多い、行事が過剰——これらは業界全体で起きやすい課題です。一方、特定の上司との相性や、その園独自のルールが原因なら、転園するだけで解決する可能性があります。同じ「辞めたい」でも、原因によって次の一手が変わってきます。
③有給休暇の残日数と取得しやすさを確認する
疲れが限界に近いときほど、まとまった休みを取ってから判断するのがおすすめです。感情的になっているときの決断は、後から後悔しやすいもの。まずは数日でも休んで、心身を一度リセットしてから改めて考えてみましょう。
④信頼できる人に「園の外」の視点で相談してみる
同じ園の同僚に相談すると、どうしても内輪の感覚から抜け出しにくくなります。他園で働く保育士の友人や、家族など、まったく違う立場の人に話してみると、「それは我慢しすぎだよ」「意外とその条件、普通じゃないよ」といった、自分では気づけなかった視点をもらえることがあります。
⑤今の求人市場では、自分がどんな条件で迎えられるかを知っておく
実際に辞めるかどうかは別として、「もし転職するなら、自分はどんな条件の園で働けるのか」を知っておくだけでも、気持ちの余裕は大きく変わります。転職サイトに登録して求人を眺めてみるだけでも、「今の園、意外と悪くないかも」と思えることもあれば、「こんなに条件のいい園があったのか」と驚くこともあります。
現場からのひとこと
毎朝、通勤中に涙が出そうになっていた時期がありました。その時は「甘えているだけかも」と自分を責めていましたが、有給を使って3日間休んだだけで、驚くほど冷静に状況を整理できたのを覚えています。追い詰められているときほど、視野が狭くなっているのだと後から気づきました。
まとめ
「辞めたい」という気持ちは、心が発しているサインです。無視する必要はありませんが、勢いだけで動く前に、理由の整理・休息・第三者の視点・今の市場価値を確認しておくと、後悔のない判断がしやすくなります。まずは情報収集として、保育士専門の転職サイトで求人を眺めてみるところから始めてみるのもひとつの方法です。



コメント