「今月の月案、何を書けばいいんだろう」。そんな悩みに応えるため、5歳児クラスの月案文例を4月から3月まで、月別に1年分まとめました。ねらい・生命・情緒・五領域・食育・行事・職員間や家庭との連携まで、そのまま自園の書式に当てはめて活用できます。各月をクリックすると内容が開きます。
この記事は、現役保育士(保育士歴6年)の「あやせん」が執筆しています。詳しいプロフィールは運営者情報をご覧ください。
▼ 4月|最年長としての自覚を育む月案
「もうさいねんちょうさんだね」と声をかけられ、少し照れながらも誇らしげな表情を見せる5歳児たち。園で一番上のクラスになった実感とともに、下の学年を気にかける姿も見られ始める4月です。
◎ねらい
- 新しい環境に期待を持ち、進級した喜びを感じながら園生活に親しむ。
- 友だちや保育者と関わりながら、自分の思いや考えを伝えようとする。
- 園生活の中で基本的な生活習慣を見直し、主体的に取り組もうとする。
◎生命
- 春の自然に親しみながら、心地よく戸外で体を動かして遊ぶ。
- 新しい生活リズムを整え、健康に過ごす。
保育者の配慮:一人ひとりの心身の状態を丁寧に観察し、無理なく園生活を送れるように配慮する。新年度の不安が見られる子には個別の関わりを増やし、安心感を与える。
◎情緒
- 新しいクラス・友だち・保育者に親しみを持ち、安心して過ごす。
- 自分の思いや感じたことを素直に表現しようとする。
保育者の配慮:子どもの表情や言葉から気持ちを汲み取り、安心できる人間関係を築けるよう丁寧に関わる。子どもの話にしっかり耳を傾け、自己表現を受け止めていく。
◎5領域
【健康】
- 春の自然の中でのびのびと体を動かすことを楽しむ。
- 生活リズムや身の回りのことを自分で行おうとする。
保育者の配慮:戸外活動の時間を多く取り、運動の楽しさを感じられるようにする。生活習慣を一つずつ見直しながら丁寧に指導し、自立を促す。
【人間関係】
- 自分の思いや考えを相手に伝えながら、友だちとの関係を築いていく。
- 集団の中でのルールを知り、守ろうとする気持ちを育てる。
保育者の配慮:クラスの一体感が高まるようなグループ活動やゲームを取り入れる。子ども同士の関わりに気を配り、トラブル時には気持ちに寄り添って仲立ちする。
【環境】
- 春の自然(花、虫、気候の変化など)に関心を持ち、発見を楽しむ。
- 遊具や身近な道具を工夫して使いながら遊びを展開する。
保育者の配慮:園庭や散歩など自然と関わる機会を増やし、興味を引き出す。子どもの気づきを言葉にして共有し、学びへとつなげる。
【言葉】
- 新しい友だちや保育者との会話を楽しむ。
- 自分の考えや気持ちを、言葉にして伝えることを大切にする。
保育者の配慮:日々の関わりの中で、語彙が自然に増えるようなやりとりを心がける。子どもの発言を受け止め、適切な言葉で返すよう意識する。
【表現】
- 絵や歌、リズムなどを通して、春の自然や気持ちを自由に表現する。
- 感じたことや体験を製作などで形にすることを楽しむ。
保育者の配慮:様々な素材を用意し、自由に表現できる環境を整える。過程を大切にし、子どもの表現を受け止めて肯定する。
◎食育
- 春に旬を迎える野菜や果物に興味を持ち、食べることの楽しさを感じる。
- 自分の食べられる量を考えて配膳し、残さず食べる意識を育てる。
◎家庭との連携
- 新年度の生活リズムが安定するよう、ご家庭でも早寝早起きなどの協力をお願いする。
- 子どもの園での様子や気持ちの変化をご家庭と共有し、安心した園生活を支える。
◎職員間の連携
- 一人ひとりの子どもの新年度の様子や変化を職員間で情報共有し、スムーズに対応する。
- クラスだけでなく、園全体で子どもたちを見守る体制を整える。
◎行事
- 入園式
- 身体測定
- 誕生会
- 避難訓練
まとめ:最年長としての自覚は、日々の小さな出来事の積み重ねから育っていきます。焦らず、その子なりのペースで芽生える誇りを見守っていきたいですね。
▼ 5月|春の遠足と友だちとの協力を育む月案
遠足のリュックを自分で背負い、地図を片手に「こっちだよ!」と友だちを先導する5歳児たち。5月は戸外活動が本格化し、仲間と力を合わせる楽しさを実感していく季節です。
◎ねらい
- 戸外遊びや自然との触れ合いを楽しみ、春から初夏への季節の変化を感じる。
- 友だちとの関わりを深め、協力したりルールを守ったりしながら遊びを楽しむ。
- 身の回りのことを自分で考えて行動しようとする。
◎生命
- 気温の変化に気を配りながら、健康に過ごす。
- 疲れを感じたときは自分で気づき、休息をとろうとする。
保育者の配慮:気温や子どもの体調に合わせて衣服の調節や休息を促す。疲れや体調不良のサインを見逃さず、早めに対応する。
◎情緒
- 自分の思いや願いを素直に表現し、認められる喜びを感じる。
- 友だちとの関わりの中で、自分の気持ちを調整しようとする。
保育者の配慮:子どもの思いや発言をしっかり受け止め、自己肯定感を育む。友だちとのトラブル時には一人ひとりの気持ちを丁寧に受け止め、解決へ導く。
◎5領域
【健康】
- 汗ばむ季節に向けて、汗をかいた後の着替えや水分補給の大切さを知る。
- 体を思いきり動かして遊ぶ楽しさを味わう。
保育者の配慮:活動の合間に適切な水分補給や休憩を促す。衣服調節や着替えの声かけをこまめに行う。
【人間関係】
- 友だちと一緒に遊ぶ中で、相手の立場や気持ちを考える。
- 役割分担をしながら、協力して遊びを進める。
保育者の配慮:グループ遊びや共同作業の場面を多く設け、協力する喜びを体験できるようにする。トラブルが起きた際には、子ども同士で解決できるよう見守りながら支援する。
【環境】
- 園庭や自然の中で春から初夏の生き物や植物に興味を持つ。
- 新しい遊具や素材に触れ、自分なりに工夫して遊ぶ。
保育者の配慮:自然物や季節の変化に触れられる環境づくりを意識する。新しい発見や試みに挑戦する気持ちを尊重し、応援する。
【言葉】
- 友だちとのやりとりの中で、言葉を使って思いを伝え合う楽しさを知る。
- 絵本や話の世界を楽しみ、想像を広げる。
保育者の配慮:日常会話や遊びの中で豊かな言葉かけを行い、表現力を育てる。絵本の読み聞かせやストーリーテリングを取り入れ、想像力を膨らませる機会をつくる。
【表現】
- こいのぼりや春の自然をテーマに、絵画や製作活動を楽しむ。
- 音楽やリズム遊びを通して、表現する喜びを味わう。
保育者の配慮:一人ひとりの表現を認め、過程を大切にした関わりを行う。様々な素材や音楽に触れられる機会を多く取り入れる。
◎食育
- 汗をかく季節に向けて、水分補給や食事の大切さを知る。
- 初夏に旬を迎える野菜や果物に親しみを持ち、食べる意欲を育てる。
◎家庭との連携
- 衣服の調節や水分補給の声かけをご家庭でも行っていただき、健康管理に努める。
- 子どもたちの交友関係や遊びの広がりについて、ご家庭と情報共有する。
◎職員間の連携
- 子ども一人ひとりの体調変化や気持ちの揺れに気づき、職員間で情報を共有する。
- 活動内容や行事の計画についても、子どもたちの様子に応じて柔軟に連携する。
◎行事
- こどもの日の集い
- 春の遠足
- 身体測定
- 誕生会
- 避難訓練
まとめ:誰かをリードする経験も、誰かに従う経験も、どちらも集団生活には欠かせません。役割の入れ替わりを見守りながら、それぞれの育ちを支えていきましょう。
▼ 6月|協調性と挑戦を育てる梅雨の月案
友だちとの関係が深まり、集団の中で自分の役割を意識し始める5歳児。6月は梅雨の影響で活動が制限される場面もありますが、工夫次第で子どもたちの「やってみたい」「みんなでやろう」という気持ちを引き出せる時期でもあります。
◎ねらい
- 雨の日ならではの遊びを楽しみながら、季節の変化を感じる。
- 友だちと協力したり、相手の気持ちに気づいたりしながら過ごす。
- 自分の思いや考えを、相手にわかりやすく伝えようとする。
◎生命
- 雨の日の過ごし方や体調管理に気をつけながら、健康に過ごす。
- 汗をかいたり、蒸し暑さを感じたときに、適切な対応を取ろうとする。
保育者の配慮:室温や湿度に気を配り、快適な環境づくりを行う。衣服や汗拭きタオルの使用など、子ども自身が体調管理に気づけるよう促す。
◎情緒
- 雨の日の情景や自然に親しみ、感性を豊かにする。
- 友だちとの意見の違いやトラブルを、自分なりに解決しようとする。
保育者の配慮:子どもの感じたことや気づきを大切にし、共感的に受け止める。友だちとの意見の違いも成長のチャンスと捉え、支えながら見守る。
◎5領域
【健康】
- 蒸し暑さに負けず、元気に体を動かして遊ぶ。
- 清潔な生活習慣(汗をかいたら着替える、手洗い)を身につける。
保育者の配慮:汗や湿気に対応できるよう、着替えや水分補給のタイミングを大切にする。清潔保持を意識した声かけを日常的に行う。
【人間関係】
- 友だちと協力して、ルールを守りながら室内遊びを楽しむ。
- 相手の気持ちを考えた言動を心がける。
保育者の配慮:グループ遊びを通じて協力する喜びを体験できるようにする。小さな思いやりや優しさを見逃さず、しっかり認める。
【環境】
- 雨の日ならではの自然現象(雨粒、かたつむり、水たまりなど)に興味を持つ。
- 室内でも工夫して楽しめる遊びや活動に取り組む。
保育者の配慮:雨の日にしか見られない自然や生き物を紹介し、好奇心を育てる。室内でも体を動かせる遊びを取り入れ、活動量を確保する。
【言葉】
- 雨や梅雨にちなんだ言葉や表現に親しむ。
- 自分の気持ちや体験を、言葉で伝える楽しさを味わう。
保育者の配慮:絵本や詩を通して季節の言葉を豊かに伝える。話したい気持ちを受け止め、伝え合う喜びを支援する。
【表現】
- 雨や傘、カエルなど、季節を感じる題材で製作活動を楽しむ。
- 音楽やリズム遊びで、雨の音や情景を表現する。
保育者の配慮:製作活動では自由な発想を尊重し、個性を認める。リズム遊びでは、表現の面白さを十分に味わえるようにする。
◎食育
- 梅雨時期の食中毒予防について知り、食事前の手洗いを大切にする。
- 夏野菜(きゅうり、トマトなど)に親しみ、旬の味覚を味わう。
◎家庭との連携
- 蒸し暑い季節への備えとして、衣服や持ち物(汗拭きタオル、着替えなど)の準備をお願いする。
- ご家庭でも清潔保持(手洗い・着替え)を心がけていただくように伝える。
◎職員間の連携
- 気温や湿度による体調変化について、職員間で情報を共有する。
- 雨の日の過ごし方や活動内容についても、柔軟に連携をとりながら対応する。
◎行事
- 虫歯予防デー
- プール開き
- 身体測定
- 誕生会
- 避難訓練
まとめ:雨が多くなる6月は、思うように進まない活動に戸惑うこともあります。でも5歳児にとっては「どうする?」と考えたり、「じゃあこうしよう」と仲間と工夫したりする経験が、まさに育ちのチャンスです。
▼ 7月|自信と協力を育む夏の月案
本格的な夏を迎える7月。5歳児は、自分の考えを言葉にして伝えたり、友だちと力を合わせて目標に向かう経験を通して、主体性と協調性のバランスが育まれていく時期です。
◎ねらい
- 夏の自然に親しみながら、季節の変化を体感する。
- 暑さに負けず、健康的に生活する力を育てる。
- 水遊びやプール活動を通して、ルールを守る大切さを知る。
◎生命
- 夏の暑さに対応した生活リズムを身につける。
- 水分補給や休息を意識して、自ら体調管理しようとする。
保育者の配慮:こまめな水分補給と休憩時間を確保し、熱中症予防に努める。活動量に応じて、子どもの体調を細かく観察する。
◎情緒
- 夏の遊びや行事を楽しみながら、達成感や充実感を味わう。
- 気持ちの高まりや緊張感を自分でコントロールしようとする。
保育者の配慮:成功体験やチャレンジした過程をしっかり受け止め、自己肯定感を育む。気持ちが高ぶったときには、落ち着くための時間と空間を用意する。
◎5領域
【健康】
- 暑さに負けず、適度に体を動かしながら元気に過ごす。
- 水分補給や休息の大切さを理解する。
保育者の配慮:戸外活動では活動時間や場所を工夫し、安全に配慮する。水分補給や体調確認をこまめに行い、無理をしないようにする。
【人間関係】
- プール活動や集団遊びを通して、友だちと協力し合う楽しさを感じる。
- 困ったときには友だちや保育者に助けを求めようとする。
保育者の配慮:集団行動の中で協力し合う場面を意識的に作り、成功体験へつなげる。友だちとのやりとりを丁寧に支え、トラブルの芽を早めに摘み取る。
【環境】
- 夏ならではの自然現象(せみ、ひまわり、水辺の生き物)に興味を持つ。
- プール遊びや水遊びのルールを守って、安全に楽しむ。
保育者の配慮:夏の自然体験を豊かにするため、園外散歩や自然観察の機会をつくる。水遊びでは、常に安全を最優先に考えた指導を行う。
【言葉】
- 夏にちなんだ言葉(あさがお、花火、すいか、ひまわりなど)を知る。
- 自分の夏の体験を、言葉で楽しく表現する。
保育者の配慮:季節に合った絵本やわらべうたを取り入れ、言葉の世界を広げる。日常会話の中で子どもたちの発言をしっかり受け止め、表現を支える。
【表現】
- 夏の自然や行事を題材にした絵画や製作活動を楽しむ。
- 水の感触や夏の音を、体を使って表現する。
保育者の配慮:感触遊びや表現遊びで、五感を使った体験を大切にする。作品づくりでは、子ども一人ひとりのイメージを尊重する。
◎食育
- 夏野菜(なす、ピーマン、きゅうりなど)に親しみ、食べる意欲を高める。
- 食事前後の手洗いや水分補給を徹底し、夏バテを予防する。
◎家庭との連携
- プール遊びの持ち物や健康観察について、家庭でもご協力いただく。
- 暑さ対策(帽子、水筒、着替え)の準備をお願いする。
◎職員間の連携
- プール活動時の安全確認や事故防止について、職員間で徹底する。
- 気温や子どもの体調に応じた活動調整を柔軟に行う。
◎行事
- 七夕会
- プール遊び開始
- 身体測定
- 誕生会
- 避難訓練
まとめ:7月は、暑さへの配慮が必要な一方で、子どもたちの主体性や協力する力が大きく育つ時期でもあります。自然の変化に気づいたり、仲間と一緒にひとつの遊びを深めたりする中で、年長児らしい頼もしさも見えてきます。
▼ 8月|夏祭りと思いやりの心を育む月案
うちわを手作りしながら、「これ、〇〇ちゃんにあげる」と友だちの分まで作る子。夏まつりごっこの準備を通して、誰かを喜ばせたいという気持ちが自然とあふれ出す季節ですね。
◎ねらい
- 夏ならではの自然や行事を楽しみながら、感性を豊かに育てる。
- 暑さに負けず、健康に過ごす力を養う。
- 友だちと一緒に過ごす喜びを感じながら、思いやりの気持ちを育む。
◎生命
- 自分で水分補給や休息を意識し、体調管理をしようとする。
- 夏の疲れを感じたとき、自分の状態を言葉で伝えようとする。
保育者の配慮:活動量に合わせて休息を取り、無理のない生活リズムを大切にする。子どもたちのちょっとした体調の変化にも気づき、早めに対応する。
◎情緒
- 夏ならではの遊びや行事に期待を持ち、楽しむ気持ちを広げる。
- 疲れや暑さで気持ちが不安定になったとき、自分なりに気持ちを整えようとする。
保育者の配慮:無理に活動を押し付けず、子どものペースを尊重する。気持ちに寄り添い、安心して過ごせる環境を整える。
◎5領域
【健康】
- 暑さ対策(水分補給・休息・帽子の着用)を自分で意識できるようにする。
- 体を動かす楽しさを味わいながら、無理なく活動に取り組む。
保育者の配慮:気温や湿度を常に確認し、活動場所や内容を柔軟に変更する。子どもの自己管理を促しながら、必要なサポートを行う。
【人間関係】
- 夏の遊びを通して、友だちと協力しながら楽しむ。
- トラブルがあっても、自分の思いを伝えたり、相手の気持ちに気づこうとする。
保育者の配慮:友だちとのやりとりを見守り、必要に応じて仲立ちをする。互いに思いやりを持てた場面をしっかり受け止め、ほめる。
【環境】
- 水や自然の中で遊びながら、夏ならではの発見や驚きを楽しむ。
- 身近な自然(セミ、ひまわり、入道雲など)に関心を持つ。
保育者の配慮:水や自然の遊びが安全に楽しめる環境を整える。夏の自然について、実体験を通して興味を広げる機会を作る。
【言葉】
- 夏の体験を言葉で表現したり、友だちと共有したりする。
- 夏の言葉(ひまわり、アイス、海、セミなど)に親しむ。
保育者の配慮:日々の遊びや生活の中で、子どもたちの言葉を引き出すよう関わる。絵本やわらべうたを取り入れ、言葉への関心を広げる。
【表現】
- 夏の体験を絵や製作で表現する。
- 音や動きを使って、夏の様子を体いっぱいに表す。
保育者の配慮:子どもたちの感じたことを自由に表現できるよう、素材や活動を工夫する。過程を大切にし、個々の表現を尊重する。
◎食育
- 夏バテ予防のために、栄養バランスを意識して食事をとる。
- 夏野菜や旬の食材に親しみを持ち、味わう。
◎家庭との連携
- 夏休み中の生活リズムの維持について協力をお願いする。
- 帰省や旅行後の体調変化に注意していただくよう呼びかける。
◎職員間の連携
- 暑さや体調に応じた活動調整をこまめに相談・連携する。
- 水遊び・プール活動時の安全管理を徹底する。
◎行事
- プール遊び
- 夏まつりごっこ
- 身体測定
- 避難訓練
- 誕生会
まとめ:誰かのために何かをしたいという気持ちは、思いやりの心の大切な芽生えです。その優しさをしっかり受け止め、言葉にして返していきたいですね。
▼ 9月|運動会と敬老の日を通して育つリーダーシップの月案
「1・2・3!」と大きな声で年下の子たちに号令をかける声が響いています。運動会に向けた練習では、最年長としてクラス全体をまとめる場面も増え、頼もしさが一段と際立ちますね。
◎ねらい
- 身近な自然の変化に気づき、秋の訪れを感じる心を育む。
- 生活リズムを整え、健康的に過ごす。
- 集団生活の中でルールを守りながら、友だちと協力する喜びを味わう。
◎生命
- 朝晩の気温差に気をつけながら、健康管理に意識を向ける。
- 疲れや不調を感じたとき、自分の体調を伝えようとする。
保育者の配慮:衣服の調節をこまめに行い、体温管理に配慮する。子どもの小さな体調変化にも早く気づき、無理のない生活をサポートする。
◎情緒
- 秋の自然や行事を楽しみながら、季節の変化に期待を持つ。
- 仲間との関わりの中で、感情のコントロールを少しずつ身につける。
保育者の配慮:季節感を味わえる活動を取り入れ、子どもの期待感を育てる。気持ちの変化を受け止め、安心して自己表現できるよう支える。
◎5領域
【健康】
- 気温に応じた衣服の調節を意識し、自分の体調に気を配る。
- 適度に体を動かしながら、体力づくりに取り組む。
保育者の配慮:室温・衣服の調節をこまめに行い、子どもの健康を守る。活動後の水分補給や休息時間を意識して確保する。
【人間関係】
- 友だちと協力しながら遊びを進める楽しさを味わう。
- トラブル時にも言葉で気持ちを伝えようとする。
保育者の配慮:協力する場面を意識的に作り、成功体験につなげる。トラブルがあった際には冷静に対応し、関係づくりを支援する。
【環境】
- 秋の自然(木の実、落ち葉、虫など)に興味を持ち、観察を楽しむ。
- 身近な環境の変化に気づき、感性を育む。
保育者の配慮:自然物に触れる機会を多く作り、発見や驚きを共有する。季節を感じる絵本や歌を取り入れ、興味を広げる。
【言葉】
- 秋にちなんだ言葉(どんぐり、もみじ、柿など)を知り、使ってみる。
- 経験したことを友だちや保育者に言葉で伝えようとする。
保育者の配慮:日々の出来事を丁寧に言葉で表現する場面を作る。子どもの言葉をしっかり受け止め、広げる関わりを心がける。
【表現】
- 秋の自然物を使った製作や絵画活動を楽しむ。
- 秋の風景や行事を体いっぱいで表現する遊びを取り入れる。
保育者の配慮:季節感を味わえる素材をそろえ、自由な表現を支援する。表現の意欲を大切にし、子どもらしさを尊重する。
◎食育
- 秋の味覚(栗、さつまいも、梨など)に親しみ、味わう。
- 食事を通して、季節の移り変わりを感じる。
◎家庭との連携
- 朝晩の気温差による体調管理について、ご家庭と連携する。
- 衣服の調節や持ち物について、適切な準備をお願いする。
◎職員間の連携
- 季節の変わり目による体調変化に注意し、情報共有を徹底する。
- 秋の行事準備や活動内容について、職員間で連携して進める。
◎行事
- 運動会ごっこ
- 敬老の日製作
- 身体測定
- 避難訓練
- 誕生会
まとめ:誰かをまとめる経験は、5歳児にとって大きな挑戦です。うまくいかない場面も含めて、リーダーとしての育ちを温かく支えていきましょう。
▼ 10月|行事の余韻から広がる好奇心の月案
運動会が終わったら、もうやることがない——そう思っていませんか。5歳児クラスの10月は、行事の余韻から次の目標へと気持ちが切り替わっていく、実は変化に富んだ月です。
◎ねらい
- 秋の自然に親しみ、五感を使って季節を感じる。
- 自分の思いや考えを友だちに伝えながら、遊びや活動を楽しむ。
- ルールや約束を守りながら、集団生活を楽しむ。
◎生命
- 体を動かすことの心地よさを感じ、健康的に生活する。
- 疲れたときには自ら休息をとろうとする。
保育者の配慮:体を動かした後はしっかりと休憩時間を取り、無理のない活動を心がける。子どもの小さな体調変化にも敏感に気づき、休息を促す。
◎情緒
- 秋の自然の変化に心を動かし、豊かな感性を育む。
- 仲間と気持ちを共有し、喜びや悔しさを分かち合う。
保育者の配慮:自然の変化を一緒に味わい、子どもの感じた気持ちを受け止める。感情表現を認め、安心して自己表現できる場をつくる。
◎5領域
【健康】
- 外で体を動かして遊ぶことを楽しみ、体力づくりにつなげる。
- 手洗い・うがいを生活の中で意識的に行う。
保育者の配慮:気温や天候に合わせた活動計画を立て、体調管理に配慮する。手洗い・うがいの意義を丁寧に伝え、習慣化を促す。
【人間関係】
- 友だちと相談しながら遊びを進め、協力する喜びを感じる。
- トラブルがあった際にも、話し合いで解決しようとする。
保育者の配慮:話し合いの場を丁寧に作り、子どもたちの考えを尊重する。協力し合う楽しさを味わえるようにサポートする。
【環境】
- 秋の自然物を使った遊びや製作に興味を持つ。
- 身近な自然の変化に気づき、探求心を育てる。
保育者の配慮:秋ならではの素材や環境を用意し、探究心を刺激する。見つけたことや感じたことを自由に話せる雰囲気を作る。
【言葉】
- 秋の行事や自然に関する言葉に親しみ、自分の言葉で表現しようとする。
- 友だちとのやりとりの中で、言葉のやりとりを楽しむ。
保育者の配慮:子どもの発言を受け止め、対話を深める。新しい言葉に触れる場面を意図的に作る。
【表現】
- 秋の自然や行事を題材にして、自由に絵画や製作活動を楽しむ。
- 体を使った表現活動(ダンス・ごっこ遊びなど)を楽しむ。
保育者の配慮:素材や活動内容を工夫し、自由な発想を引き出す。表現する喜びを大切にし、子どもの個性を尊重する。
◎食育
- 秋の味覚(さつまいも、きのこ、栗など)を味わい、季節の食べ物に親しむ。
- 食事のマナーに意識を向け、楽しく食事をする。
◎家庭との連携
- 朝晩の冷え込みへの対応(服装・健康管理)について、連携を図る。
- 秋の自然体験(公園・散歩など)をご家庭でも楽しんでいただけるよう情報共有する。
◎職員間の連携
- 子どもたちの体調管理や生活リズムの変化について、情報共有をこまめに行う。
- 秋の行事や活動内容に向けて、職員間で準備・連携を進める。
◎行事
- 秋の遠足
- ハロウィンごっこ
- 身体測定
- 避難訓練
- 誕生会
まとめ:10月の月案づくりでは、行事の振り返りと次への期待、両方を意識した計画がポイントになります。子どもたちの「もっとやりたい」という声を、そのまま次の活動のヒントにしてみてください。
▼ 11月|友だち関係の深まりを大切にする月案
5歳児クラスの11月というと、七五三や収穫祭のイメージが強いかもしれません。ですが実際の現場では、行事以上に「友だちとの深い関わり」が育つ時期だと感じている保育士も多いのではないでしょうか。
◎ねらい
- 身近な自然の移り変わりに気づき、秋の深まりを感じる。
- 友だちと意見を出し合いながら、協力して遊びや活動を進める。
- 自分で考え、見通しを持って行動する力を育てる。
◎生命
- 健康に気をつけながら、体を動かして遊ぶ。
- 自分で体調の変化に気づき、休息を取ろうとする。
保育者の配慮:活動前後に体調確認を行い、必要に応じて休息を勧める。気温に応じた衣服の調整を促し、寒暖差から子どもたちを守る。
◎情緒
- 秋から冬への季節の変化に心を動かし、豊かな感性を育てる。
- 仲間との関わりの中で、自分の気持ちを表現することに喜びを感じる。
保育者の配慮:感じたことや思ったことを受け止め、自己表現を支援する。気持ちの行き違いがあったときは、話し合いながら解決できるよう支える。
◎5領域
【健康】
- 気温に合わせた運動や活動を楽しみ、体力づくりを意識する。
- 感染症予防(手洗い・うがい・咳エチケット)を意識する。
保育者の配慮:外遊びと室内遊びをバランスよく取り入れ、体調に配慮する。感染症予防の大切さを、場面に応じて繰り返し伝える。
【人間関係】
- 自分の考えを友だちに伝えたり、相手の話を聞いたりする中で、信頼関係を深める。
- グループ活動を通じて、協力する喜びを感じる。
保育者の配慮:友だち同士で考え合う場面を大切にし、見守りながら必要に応じて援助する。グループでの取り組みが楽しくなるよう、声かけや環境を工夫する。
【環境】
- 秋の自然物や素材に興味を持ち、製作や遊びに取り入れる。
- 落ち葉や木の実など、自然の変化を楽しむ。
保育者の配慮:散歩や園庭遊びで自然に触れる機会を意識的に設ける。見つけた自然物を遊びや活動に取り入れ、興味を広げる。
【言葉】
- 秋や冬に関する言葉に親しみ、自分の体験や気持ちを言葉で表現する。
- 友だちや保育者とのやり取りを通して、言葉の表現を豊かにする。
保育者の配慮:子どもの発した言葉を大切に受け止め、広げる関わりを意識する。季節感のある絵本や歌に触れる機会を増やす。
【表現】
- 秋から冬への移り変わりをテーマにした絵画や製作活動を楽しむ。
- 表現あそび(劇遊びやリズム遊び)を通して、気持ちをのびのびと表す。
保育者の配慮:子どもの自由な表現を認め、楽しみながら取り組めるよう支援する。活動の中で、子どものイメージを広げるきっかけを提供する。
◎食育
- 秋から冬にかけて旬を迎える食材に親しみ、食への関心を高める。
- 寒くなる季節に合った体を温める食べ物について知る。
◎家庭との連携
- 気温差による体調変化に注意し、ご家庭と情報共有を図る。
- 感染症予防への取り組みについてご家庭とも連携を取る。
◎職員間の連携
- 子ども一人ひとりの体調や生活リズムを把握し、職員間で情報共有する。
- 秋から冬にかけての活動や行事に向けた連携を図る。
◎行事
- 七五三参拝
- 秋の自然探し散歩
- 避難訓練
- 身体測定
- 誕生会
まとめ:行事のねらいばかりに気を取られがちですが、11月は友だち関係が大きく動く月でもあります。トラブルも含めて、その変化を丁寧に記録に残しておくと、来年度への引き継ぎにも役立つはずです。
▼ 12月|行事の裏で育つ最年長らしさの月案
発表会、クリスマス会、大掃除——12月の保育現場は行事とやることが盛りだくさんです。忙しさに追われがちなこの時期こそ、5歳児が見せる「最年長らしい落ち着き」にも目を向けてみませんか。
◎ねらい
- 冬の季節に関心を持ち、寒さに負けずに健康に過ごそうとする。
- 行事や活動を通して、自分の思いや考えを伝える力を育てる。
- 1年の終わりを感じながら、まわりの人や出来事に感謝の気持ちを持つ。
◎生命
- 寒さの中でも快適に過ごせるよう、衣類の調整や衛生習慣を身につける。
- 体調の変化に気づき、自ら健康に気をつけようとする。
保育者の配慮:気温や子どもの様子に合わせて室温や活動内容を調整する。衛生習慣(手洗い・うがい・咳エチケットなど)を丁寧に見守る。
◎情緒
- 冬の遊びや行事を楽しみながら、喜びや感動を友だちと分かち合う。
- 生活や遊びの中で感じたことを素直に表現する。
保育者の配慮:子どもの気持ちに共感しながら、安心して自己表現できるようにする。心が落ち着く時間や空間を意識してつくる。
◎5領域
【健康】
- 冬の寒さに負けず、身体を動かして遊ぶ心地よさを感じる。
- 体調管理や身の回りのことに主体的に取り組む。
保育者の配慮:気温や体調に応じた運動量を配慮しながら活動を計画する。冬の感染症への予防意識を高める言葉かけを継続する。
【人間関係】
- 年末に向けての活動を仲間と協力しながら楽しむ。
- 思いやりのある行動や言葉を大切にする。
保育者の配慮:子ども同士で協力し合う場面を意識的に取り入れる。感謝の気持ちやいたわりの言葉が自然に出るような雰囲気づくりをする。
【環境】
- 冬の自然や風物に触れ、季節の変化に興味を持つ。
- 保育室や園内の装飾づくりに積極的に関わる。
保育者の配慮:冬らしさを感じられる素材や音・色を取り入れる。子どもの気づきを引き出すための導入や問いかけを工夫する。
【言葉】
- 自分の思いや体験を言葉で伝えようとする。
- 行事や冬の生活にまつわる言葉に親しむ。
保育者の配慮:会話の中で子どもが考えを言葉にできるよう、待つ姿勢を大切にする。冬のことば(雪、氷、こたつ、マフラーなど)に触れる絵本や歌を取り入れる。
【表現】
- 冬の自然や行事を題材に、自由に表現することを楽しむ。
- 年末の行事に向けて、友だちと一緒に作り上げる喜びを味わう。
保育者の配慮:子どもの個性が生きるような素材や空間を準備する。行事に向けての活動では、一人ひとりの思いを大切にしながら進める。
◎食育
- 冬に体を温める食材や料理に親しむ。
- 食事の時間のマナーを再確認し、気持ちよく食べることを意識する。
◎家庭との連携
- 冬の健康管理(服装・加湿・栄養・睡眠)についての協力をお願いする。
- 年末年始に向けたご家庭との連絡・共有事項を丁寧に行う。
◎職員間の連携
- 一人ひとりの体調や生活リズムに配慮し、職員間で情報を共有する。
- 年末の行事や帰省前後の様子についても連携を取り合う。
◎行事
- 発表会
- クリスマス会
- 大掃除
- 避難訓練
- 身体測定
- 誕生会
まとめ:バタバタと過ぎていく12月ですが、子どもたちは着実に力をつけています。年末の忙しさの中でも、一人ひとりの育ちを見つめる時間を、意識的に作ってみてください。
▼ 1月|卒園を見据えた年度末を意識する月案
卒園式まで、残り2か月あまり。5歳児クラスにとって1月は、お正月遊びを楽しみながらも、どこか気持ちが引き締まっていく時期です。
◎ねらい
- 新しい年の始まりを意識し、生活リズムを整えて過ごす。
- 冬の自然に親しみながら、季節の変化を感じる。
- 正月行事や日本の伝統に触れ、文化への興味を広げる。
◎生命
- 健康な生活習慣を見直し、冬の寒さに負けず元気に過ごす。
- 自分の体調や疲れに気づき、無理せず過ごす意識を持つ。
保育者の配慮:年末年始の生活リズムの乱れに気を配り、ゆったりと過ごす時間を意識的につくる。寒さによる体調不良を予防するよう声かけや環境調整を行う。
◎情緒
- お正月ならではの遊びや雰囲気を楽しみながら、季節の情緒を感じる。
- 久しぶりに会う友だちとの再会を喜び、安定した気持ちで過ごす。
保育者の配慮:冬休み明けの気持ちを受け止め、一人ひとりに丁寧に関わる。正月行事の由来や意味を伝え、親しみを持って楽しめるようにする。
◎5領域
【健康】
- 寒い日でも体を動かして遊ぶことで、元気に過ごす力を養う。
- 冬の感染症への対策を継続し、予防意識を高める。
保育者の配慮:防寒や室温管理を丁寧に行いながら、戸外活動も無理なく取り入れる。衛生習慣の継続を見守りながら、一人ひとりの様子をこまめに観察する。
【人間関係】
- 正月遊びや集団遊びを通じて、友だちと協力したり、交代したりする経験を積む。
- 互いの気持ちを受け止め合いながら関係を深めていく。
保育者の配慮:集団でのやりとりや遊びの中で、ルールや思いやりについての声かけを行う。関係づくりのきっかけになるような遊びや活動を意図的に用意する。
【環境】
- 正月ならではの飾りや道具に触れ、日本の文化に興味を持つ。
- 冬の自然(霜・氷・冬野菜など)に触れ、季節感を深める。
保育者の配慮:凧やこまなど、日本の伝統遊びに親しめる環境を整える。冬の自然物を集めたり、観察する機会を設けて興味を引き出す。
【言葉】
- 正月に関する言葉や歌を楽しみながら、語彙を広げる。
- 自分の体験や思いを言葉で伝えようとする。
保育者の配慮:子どものつぶやきや話を丁寧に聞き、会話の広がりを大切にする。行事や遊びに関連した絵本や言葉あそびを取り入れる。
【表現】
- 正月飾りや干支、冬の風景などを題材に表現活動を楽しむ。
- 伝統的な音楽やリズム遊びを通して、表現の幅を広げる。
保育者の配慮:一人ひとりがイメージを広げやすいように導入を工夫する。季節感を取り入れた製作や表現活動の素材を準備しておく。
◎食育
- 正月に食べる食材や料理の話題に触れ、日本の食文化への関心を深める。
- 温かい食事の大切さや、栄養バランスについて知る。
◎家庭との連携
- 年末年始の過ごし方について、気になることや変化があれば共有してもらう。
- ご家庭でも手洗い・うがいなどの衛生習慣の継続をお願いする。
◎職員間の連携
- 冬休み明けの心身の変化を共有し、ゆったりとしたスタートができるよう連携する。
- 年初めの行事や新しい取り組みに向けた計画を共有する。
◎行事
- 正月あそび
- たこあげ大会
- 避難訓練
- 身体測定
- 誕生会
まとめ:残り少ない園生活を意識するのは、実は保育者以上に子どもたち自身かもしれません。焦らせることなく、今できることを一つずつ積み重ねていく1月にしたいですね。
▼ 2月|卒園を前にした複雑な気持ちに寄り添う月案
卒園式の練習が始まると、笑っていたはずの5歳児が急に涙ぐむ——そんな場面を見たことはありませんか。2月は嬉しさと寂しさが入り混じる、少し不思議な感情が動く月です。
◎ねらい
- 冬の遊びを十分に楽しみ、寒さに負けず元気に過ごす。
- 友だちと協力しながら、一つの目標に向かって取り組む楽しさを感じる。
- 一年のまとめを意識し、自分の成長を喜び合う。
◎生命
- 自分の健康管理に意識を向け、必要な行動を自ら行う。
- 生活リズムを整え、体調を崩さずに過ごす。
保育者の配慮:朝の体調確認を丁寧に行い、疲れや体調不良のサインを見逃さないようにする。栄養や休息の大切さを子どもたちに伝えながら、健康維持をサポートする。
◎情緒
- 友だちや保育者との関係に安心感を持ちながら、自信をもって生活する。
- 進級に向けて期待や不安を受け止めながら、前向きな気持ちを育てる。
保育者の配慮:進級を意識した話題は、子どものペースに合わせて無理なく取り入れる。小さな成長を積極的に認め、自己肯定感を高める関わりを大切にする。
◎5領域
【健康】
- 体を十分に動かす遊びで、冬の寒さに負けない体力を養う。
- 感染症対策を意識しながら、清潔な生活を心がける。
保育者の配慮:室内外の温度差に配慮し、体温調節がしやすい環境を整える。手洗い・うがいの意識づけを続け、習慣化を目指す。
【人間関係】
- 協力して遊びや活動に取り組み、達成感を味わう。
- 友だちの思いや考えに気づき、受け止める力を育てる。
保育者の配慮:協同作業や集団遊びを通して、互いを認め合う経験をサポートする。トラブル時には、感情に寄り添いながら解決の仕方を一緒に考える。
【環境】
- 冬ならではの自然現象や動植物に関心を持つ。
- 自然環境の変化を体感し、発見を楽しむ。
保育者の配慮:氷や霜など冬の自然に触れる機会を意図的に設ける。自然物を活用した遊びや活動を提案し、興味を引き出す。
【言葉】
- 友だちとのやりとりを通して、言葉で気持ちを伝え合う力を高める。
- 季節の行事にちなんだ言葉や表現を知る。
保育者の配慮:会話や絵本を通して、語彙を豊かにする機会を大切にする。子どもの発した言葉を拾い、会話を広げる。
【表現】
- 節分や冬の風景を題材に、自由に表現する楽しさを味わう。
- 音楽やリズム遊びで、季節感を感じながら体を動かす。
保育者の配慮:表現活動では個々のイメージを尊重し、自由な発想を受け止める。節分や冬にちなんだ素材や道具を用意し、創作意欲を刺激する。
◎食育
- 冬に旬を迎える食材に関心を持つ。
- 食事のマナーを意識しながら、楽しく食べる。
◎家庭との連携
- 進級に向けて、家庭でも子どもの成長を感じる声かけをしてもらう。
- 冬の感染症予防への協力をお願いする。
◎職員間の連携
- 進級に向けた子どもたちの心の変化や成長を共有する。
- 個々の課題や支援ポイントを話し合い、統一した支援を行う。
◎行事
- 節分行事
- 作品展
- 避難訓練
- 身体測定
- 誕生会
まとめ:感情が揺れ動くこの時期は、無理に励ますよりも、そばで気持ちを受け止めることの方が大切なときもあります。2月の月案には、行事のねらいと同じくらい、心のケアの視点も加えてみてください。
▼ 3月|卒園式という集大成を迎える月案
1年間で一番特別な日、卒園式が訪れる3月。5歳児クラスにとってこの月は、これまでの保育の集大成であると同時に、新しい世界への旅立ちの月でもあります。
◎ねらい
- 一年間を振り返り、成長を喜び合う。
- 就学に向けて期待を高め、自信を持って生活する。
- 友だちや保育者との関わりを大切にし、感謝の気持ちを育む。
◎生命
- 自分の健康状態に気づき、必要な行動を自ら取ろうとする。
- 生活リズムを整え、心身ともに健康に過ごす。
保育者の配慮:就学に向け、規則正しい生活リズムを意識できるようサポートする。体調の小さな変化にも敏感に気づき、適切に対応する。
◎情緒
- 進学に向けての期待と不安を受け止め、安心して過ごす。
- 友だちや保育者との別れを前向きに受け止める気持ちを育てる。
保育者の配慮:子どもの思いに寄り添いながら、無理のないペースで進学への話題を取り入れる。別れに対して悲しさを感じる子どもに丁寧に寄り添い、心の整理を支える。
◎5領域
【健康】
- 体を十分に動かして遊び、心身をリフレッシュさせる。
- 基本的な生活習慣を身につけ、就学への準備を進める。
保育者の配慮:体調に合わせた遊びや休息を取り入れ、無理なく健康維持を図る。生活面で自立を促し、できたことを積極的に認める。
【人間関係】
- 友だちとの関係を大切にし、協力や思いやりを深める。
- 感謝の気持ちを持って、関わった人に気持ちを伝える。
保育者の配慮:子ども同士の関わりを温かく見守り、助け合いや優しさに気づかせる。「ありがとう」の気持ちを言葉にできるよう促す。
【環境】
- 春の訪れを感じながら、自然の変化に興味を持つ。
- 園内の環境に親しみを持ちながら、思い出を作る。
保育者の配慮:季節の変化に気づく機会を多く設け、自然に親しむ体験を大切にする。子どもたちの思い出作りを意識した活動を提案する。
【言葉】
- 友だちや保育者と楽しく会話を交わし、気持ちを伝え合う。
- 感謝や別れの言葉に親しみ、表現する。
保育者の配慮:会話の中で子どもの言葉を大切に受け止め、話す意欲を引き出す。感謝の言葉や思い出を表現する場面を積極的に設ける。
【表現】
- 思い出の絵や制作活動を通して、自分の成長を表現する。
- 春の自然を題材に、自由に表現する楽しさを味わう。
保育者の配慮:個々の表現を尊重し、自由に創作できるよう支援する。思い出や春をテーマにした素材を準備し、表現意欲を高める。
◎食育
- 春の旬の食材に親しみ、興味を持つ。
- 食事のマナーを意識し、友だちと楽しく食事をする。
◎家庭との連携
- 就学に向け、生活リズムや基本的生活習慣の見直しを家庭と共有する。
- 子どもの成長を一緒に喜び合い、進学への期待を支える。
◎職員間の連携
- 進学を控えた子どもの心身の状態を共有し、安心して就学を迎えられるようサポートする。
- 卒園に向けた行事や取り組みについて連携し、子どもたちにとって良い思い出となるようにする。
◎行事
- ひなまつり会
- お別れ会
- 卒園式
- 避難訓練
- 身体測定
- 誕生会
まとめ:卒園式という一つのゴールを迎えても、子どもたちの成長はそこで終わるわけではありません。園生活の締めくくりを、次のステージへの確かな一歩として送り出していきたいですね。


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