「せんせい、きょうはコートきる?」——朝の身支度のたびに、真剣な顔で尋ねてくる2歳児クラス。11月は朝晩の冷え込みが増し、木の葉が色づく初冬の入り口です。冬支度への興味やお友達との協力が育まれる時期でもあります。本記事では、11月ならではの視点を盛り込んだ個人案文例をご紹介します。自園の書式に合わせてご活用ください。
この記事は、現役保育士(保育士歴6年)の「あやせん」が執筆しています。詳しいプロフィールは運営者情報をご覧ください。
◎低月齢(2歳8か月〜3歳1か月)
ねらい
- 秋の終わりを感じ、冬に向けた季節の変化に気づく。
- 冬に向けた準備(着替えや道具の使い方)に興味を持つ。
- 手先を使った遊びや、お絵かき、工作を通じて表現力を高める。
- お友達と協力して遊ぶことで、社会性を育む。
- 簡単なルールを守りながら集団での活動を楽しむ。
- 落ち葉やどんぐりなど、初冬の自然物に親しみを持つ。
保育者の配慮
- 季節の変化を感じられるよう、冬の準備を意識した活動を行う。
- 冬の衣服や道具に触れ、興味を引き出すようにする。
- 手先を使った遊びを取り入れ、表現力や創造力を育てる。
- お友達との協力遊びや順番を守ることを大切にし、社会性を育てる場を提供する。
- 簡単なルールを守りながら遊べる環境を整え、集団活動を楽しめるようにする。
- 朝晩の冷え込みに応じて衣服や室温をこまめに調整し、体調管理に気を配る。
◎高月齢(3歳2か月〜3歳7か月)
ねらい
- 秋の終わりから冬に向かう季節の変化を感じ、自然に親しむ。
- 友達と一緒に遊ぶことを楽しみ、協力の大切さを学ぶ。
- 身近なものに興味を持ち、探求心を育む。
- 物の名前や使い方を理解し、日常生活に役立てる。
- 簡単な作業や遊びを通じて、集中力や達成感を養う。
- 寒さが増す中でも自分で衣服を調整しようとする気持ちが芽生える。
保育者の配慮
- 季節感を感じるため、自然に親しむ活動を行い、秋から冬への変化を体験させる。
- 友達との協力を楽しみながら学べる活動を提供する。
- 興味を引く素材や道具を使って探求心を引き出し、日常生活に役立つ情報を伝える。
- 作業や遊びを通じて、集中力や達成感を味わえる場を設ける。
- 自然と物の名前や使い方を覚える機会を提供し、生活に取り入れるようにサポートする。
- 気温差による体調変化に注意し、衣服の着脱を自分でできるよう見守りながら促す。
現場からのひとこと
毎朝、窓の外を見て「きょうはさむいから、てぶくろいるよ!」と友だちに教えて回る子がいました。気温を自分なりに感じ取り、それを誰かに伝えたいという気持ちが芽生えていたようです。小さな気配りが、いつの間にか自分だけの役割になっていく様子に、成長を感じさせられました。
まとめ
11月は気温の変化が大きくなる時期で、衣服調整と体調管理が大切です。個人案には配慮点だけでなく、そうした自分なりの役割意識の育ちにも目を向けていきましょう。



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