「今週の週案、何を書けばいいんだろう」——そんな悩みに応えるため、1歳児クラスの週案文例を4月から3月まで、月別に1年分まとめました。「◎養護」「◎教育」それぞれのねらいと、保育者の配慮を月ごとに整理しているので、そのまま自園の書式に当てはめて活用できます。
この記事は、現役保育士(保育士歴6年)の「あやせん」が執筆しています。詳しいプロフィールは運営者情報をご覧ください。
この記事の使い方
月ごとに「◎養護」「◎教育」のねらい文例を、その月ならではの視点に絞って5個ずつ掲載しています。項目数をあえて絞ることで、実際の週案作成時に「今週特に意識したいこと」を選びやすくしています。
- 1歳児の4月週案文例|月齢差に配慮したねらいと配慮
- 1歳児の5月週案文例|言葉の発達を促すねらいと配慮
- 1歳児の6月週案文例|順番・貸し借りを学ぶねらいと配慮
- 1歳児の7月週案文例|水遊びと友だち関わりのねらい・配慮
- 1歳児の8月週案文例|片付け習慣と夏バテ対策のねらい
- 1歳児の9月週案文例|食育と秋の自然に触れるねらい・配慮
- 1歳児の10月週案文例|自己主張と見立て遊びのねらい
- 1歳児の11月週案文例|着脱の自立と寒暖差対策のねらい
- 1歳児の12月週案文例|室内遊びと行事(クリスマス)のねらい
- 1歳児の1月週案文例|正月遊びと感染症対策のねらい
- 1歳児の2月週案文例|ごっこ遊びと進級準備のねらい・配慮
- 1歳児の3月週案文例|言葉の育ちと1年のまとめのねらい
1歳児の4月週案文例|月齢差に配慮したねらいと配慮
4月はまだ0歳児クラスから上がったばかりの子と、少し前から歩いている子が混在し、発達の幅がひときわ大きく見える時期です。
◎養護
- 新しい保育者・部屋・生活リズムへの戸惑いを、抱っこや声かけで一つずつ受け止める。
- 月齢による体力差を踏まえ、休息のタイミングを個別に調整する。
- 慣れない環境からくる甘えや不安を、否定せず十分に受け止める。
- 靴の着脱や手洗いなど、生活動作への挑戦をせかさず見守る。
- 新入園児の慣らし保育に合わせ、在園児の生活リズムも柔軟に調整する。
保育者の配慮:月齢差が大きいこの時期は、同じ活動でも子どもによって負担の大きさが異なります。無理に同じペースを求めず、個別の休息やケアの時間を柔軟に確保できるよう、週の計画にも余白を持たせておきましょう。
◎教育
- 春の花や虫など、戸外の新しい刺激に興味を示す姿を受け止める。
- 保育者との簡単な言葉のやりとり(名前を呼ばれて反応するなど)を楽しむ。
- 走る・登るなど、体を大きく動かす遊びへの意欲を引き出す。
- 友だちの存在に気づき、そばで一緒に過ごす心地よさを感じられるようにする。
- 新しい保育室や玩具に興味を持ち、自分から関わろうとする姿を後押しする。
保育者の配慮:「靴をはく」「手を洗う」といった生活動作への挑戦は、うまくいかなくても「やってみたい」という気持ちを尊重することが大切です。できるかどうかより、挑戦する姿勢そのものを認めてあげる声かけを意識してみてください。
1歳児の5月週案文例|言葉の発達を促すねらいと配慮
言葉を使ったやりとりが少しずつ芽生え、友だちとの関わり方にも変化が見られ始める季節です。
◎養護
- 寒暖差が大きいこの時期、1対1のスキンシップを通して体調変化にいち早く気づく。
- 戸外遊びで心地よい汗をかいた後は、こまめな水分補給と着替えを行う。
- 新緑の下でのお散歩を通して、季節の移ろいに触れる時間を大切にする。
- ゴールデンウィーク明けの生活リズムの乱れに、焦らず寄り添う。
- 戸外活動が増える分、日焼けや虫刺されへの対策も日課に組み込む。
保育者の配慮:新緑の季節は過ごしやすい反面、寒暖差で体調を崩しやすい時期でもあります。1対1でじっくり関わる時間を意識的に作り、その日の体調や機嫌の変化にいち早く気づけるようにしていきましょう。
◎教育
- 「貸して」「取って」など、物のやりとりに使う言葉を少しずつ使おうとする姿を後押しする。
- 積み木やお絵かきなど、手先を使う遊びで指先の発達を促す。
- 友だちと同じ遊びに関わりながら、簡単な社会性の芽を育てる。
- 歌や音楽に合わせて、自分から体を動かそうとする意欲を大切にする。
- こいのぼりなど、行事にちなんだ製作に興味を持ち、素材に触れて楽しむ。
保育者の配慮:「貸して」「取って」という言葉は、まだうまく使いこなせなくても、使おうとする気持ちそのものが大切な一歩です。うまく伝わらずトラブルになった場面こそ、保育者が仲立ちしながら言葉の使い方を丁寧に伝えるチャンスにしていきましょう。
1歳児の6月週案文例|順番・貸し借りを学ぶねらいと配慮
友だちが遊ぶのを少し離れて見つめ、待とうとする姿が芽生え始める6月。梅雨で室内遊びが増えるからこそ、友だち同士の距離感を学ぶ機会も自然と増えていきます。
◎養護
- 汗によるあせもなど梅雨特有の肌トラブルに気づき、こまめな着替えで防ぐ。
- 雨続きで気分が沈みがちな日も、室内での安心できる関わりで気持ちを支える。
- 湿度の高さからくる寝苦しさに配慮し、お昼寝の環境を整える。
- 室内遊びが続く分、意識的に体を動かす時間を確保する。
- 気圧の変化による機嫌の波を、無理に切り替えさせず受け止める。
保育者の配慮:湿度の高い日が続くと、汗をかいても気づきにくく、あせもなどの肌トラブルが起こりやすくなります。こまめな着替えと、遊びの合間の水分補給を習慣づけながら、快適に過ごせる環境を整えていきましょう。
◎教育
- 順番を待つ、貸し借りをするなど、友だちとの簡単なルールに触れる。
- 雨や水たまりなど、梅雨ならではの自然現象に興味を示す姿を受け止める。
- カエルやかたつむりの絵本・手遊びを通して、季節の生き物に親しむ。
- 室内でも体を動かせる遊びで、運動不足を補う。
- てるてる坊主づくりなど、雨の日を楽しむ製作活動に取り組む。
保育者の配慮:順番を待つという行動は、まだ2歳前の子どもにとって簡単なことではありません。待てた瞬間を見逃さず、「待っててくれてありがとう」と具体的に伝えることで、その行動の意味を少しずつ理解していけるようサポートしましょう。
1歳児の7月週案文例|水遊びと友だち関わりのねらい・配慮
水遊びの歓声が響く中、1歳児クラスの子どもたちの世界は、保育者中心から少しずつ友だちへと広がっています。
◎養護
- 暑さで体調が変化しやすいため、活動と休憩を時間で区切って徹底する。
- 水遊び前後の着替えと日焼け対策を、遊びの一部として習慣化する。
- 汗をかいた後の顔や体の不快感を、こまめに拭って和らげる。
- 熱中症予防のため、活動場所の気温や日陰の有無を事前に確認する。
- プール遊びのルール(順番、待つ姿勢など)を繰り返し丁寧に伝える。
保育者の配慮:熱中症のリスクが高まる時期は、活動前後の水分補給を「声かけ」ではなくルーティンとして組み込むことが効果的です。顔色や汗のかき方など、言葉で伝えられない不調のサインを見逃さないようにしましょう。
◎教育
- 友だちの名前を呼んだり呼ばれたりするやりとりを楽しむ姿を後押しする。
- 水や砂など、夏ならではの感触遊びに存分に触れさせる。
- しゃぼん玉や風船など、目で追いかける遊びで視覚と運動感覚を育てる。
- 七夕の笹飾りなど、行事の雰囲気を五感で味わう。
- 水を怖がる子には、ぬるま湯や少量の水から少しずつ慣れさせる。
保育者の配慮:友だちの名前を呼べるようになった瞬間は、社会性の育ちを実感できる嬉しい場面です。保育者自身も積極的に子ども同士の名前を紹介し合う声かけをすることで、クラス全体の関係づくりを後押しできます。
1歳児の8月週案文例|片付け習慣と夏バテ対策のねらい
「ぽいっ」と投げるように片付けていた子が、少しずつ丁寧に箱へ入れられるようになる——そんな変化が見え始める季節です。
◎養護
- 夏の疲れが出やすい後半、汗をかいた髪や肌のべたつきをこまめなシャワーで解消する。
- 活動量が多い日は、いつもより長めの休息時間を確保する。
- お盆期間の少人数保育を活かし、一人ひとりとじっくり向き合う。
- 食欲が落ちやすい時期、無理強いせず食べられる量を尊重する。
- 冷房による室内外の温度差で、体調を崩さないよう衣類を調整する。
保育者の配慮:夏の疲れが蓄積しやすい8月は、遊んだ後のケアを丁寧に行うことが体調管理につながります。汗をかいた髪や肌のべたつきを放置せず、こまめな着替えとシャワーで清潔を保つ習慣を大切にしましょう。
◎教育
- おもちゃを箱に入れる片付けの動作を、遊びの延長として楽しめるよう工夫する。
- 虫の声や夏空など、季節の変化を感じる散歩の時間を大切にする。
- 水の中での体の動かし方(バタ足のまねなど)に興味を示す姿を見守る。
- 夏祭りごっこなど、季節行事を模した遊びで雰囲気を楽しむ。
- 少人数の環境を活かし、普段より丁寧なやりとり遊びを行う。
保育者の配慮:片付けを「やらせる」のではなく「一緒にやりたくなる」工夫をすることがポイントです。おもちゃごとに置き場所を決め、視覚的に分かりやすくすることで、子ども自身が挑戦しやすい環境を整えられます。
1歳児の9月週案文例|食育と秋の自然に触れるねらい・配慮
秋は食欲の季節というだけでなく、1歳児にとって「食べること」への関心そのものが育つ時期でもあります。
◎養護
- 朝晩の気温差による体調変化を、登園時と降園時の様子を比較して見逃さない。
- 夏の疲れが残る中、無理のない活動量に調整する。
- 手洗い・うがいを、遊びの延長として楽しく習慣化する。
- 衣服の脱ぎ着がしやすい服装を、家庭と連携して整える。
- 新学期特有の疲れやすさに配慮し、活動と休息のバランスを見直す。
保育者の配慮:朝晩の気温差が大きくなるこの時期は、体調を崩す子が増えやすくなります。手洗い・うがいの習慣を遊びの延長として楽しく伝えることで、無理なく感染症予防の意識を育てていきましょう。
◎教育
- 初めて見る秋の食材に、見る・触れる・匂いを嗅ぐ段階から親しませる。
- どんぐりや落ち葉など、秋の自然物に触れる体験を大切にする。
- 「これなあに?」という素朴な問いかけに、丁寧に応える時間を持つ。
- 虫の鳴き声に耳を澄ませるなど、聴覚を使った秋の発見を楽しむ。
- お月見など、行事にちなんだ製作や絵本に興味を示す姿を後押しする。
保育者の配慮:初めての食材への興味は、無理に食べさせようとせず、まずは見る・触れる・匂いを嗅ぐといった段階を大切にすると良いでしょう。落ち葉や木の実に触れる経験と合わせて、五感をフルに使った秋の学びを広げていきたいですね。
1歳児の10月週案文例|自己主張と見立て遊びのねらい
「これがいい」と、自分から服を指さして選ぶ姿が見られるようになる、興味深い時期です。
◎養護
- 本人が選んだ服装が気候と合わない場合、否定せずさりげなく上着を提案する。
- 運動会などの行事に向けた興奮と疲れのバランスに配慮する。
- 朝晩の冷え込みに合わせ、衣服調整のタイミングを見極める。
- 行事の練習で疲れが出ていないか、機嫌や食欲から様子を確認する。
- 秋の乾燥による肌や唇の荒れに、保湿ケアで対応する。
保育者の配慮:寒暖差が大きいこの時期は、子ども自身が選んだ服が気候に合わないこともあります。本人の意思を尊重しつつ、さりげなく重ね着や上着を提案するなど、選ぶ楽しさと快適さを両立させる工夫を心がけましょう。
◎教育
- 保育者や友だちの仕草をまねる姿を、遊びの中で積極的に引き出す。
- 落ち葉やまつぼっくりなど、秋の自然物での見立て遊びを楽しむ。
- 「これがいい」という自己主張を、選択の練習として前向きに受け止める。
- ハロウィンなど、行事の仮装やごっこ遊びに興味を持たせる。
- 色や大きさの違うものを比べる遊びで、認識の広がりを促す。
保育者の配慮:模倣遊びが盛んになるこの時期は、保育者の何気ない仕草も子どもたちのお手本になります。落ち葉や木の実を使った遊びの中で、大人が楽しそうに関わる姿を見せることが、子どもの興味をさらに引き出すきっかけになります。
1歳児の11月週案文例|着脱の自立と寒暖差対策のねらい
左右逆に履いてしまっても、「じぶんで」とすねを丸めながら靴を履こうとする姿が増えてくる季節です。
◎養護
- 寒がりな子・暑がりな子の差を踏まえ、一律ではない衣服調整を行う。
- 体温調整のため、活動の合間に温かい飲み物を取り入れる。
- 冬支度の準備を、親子ともに無理のないペースで進める。
- 空気の乾燥が本格化する前に、加湿や水分補給の習慣を整える。
- 戸外遊びの時間を、冷え込みに応じて柔軟に調整する。
保育者の配慮:気温がぐっと下がるこの時期は、体温調整のために温かい飲み物や食事を意識的に取り入れたいところです。寒がりな子と暑がりな子の差も出やすいため、一律の対応ではなく、個々の様子を見ながら衣服調整を進めましょう。
◎教育
- 靴の左右を間違えても、「自分でやろうとした」気持ちをまず認める。
- 時間がかかる着脱作業を、急かさずに見守る時間をあえて設ける。
- 落ち葉やどんぐりを使った、指先を使う自然遊びを取り入れる。
- 七五三など、行事にちなんだ製作や絵本に触れる機会を作る。
- 「じぶんで」という言葉とともに、挑戦する姿勢そのものを評価する。
保育者の配慮:靴の左右を間違えても、まずは「自分でやろうとした」気持ちを認めることが大切です。時間がかかっても急かさず、必要であればさりげなく手を添える程度のサポートにとどめ、達成感を大切にしていきましょう。
1歳児の12月週案文例|室内遊びと行事(クリスマス)のねらい
積み木をひとつ、またひとつと重ねては、崩れる瞬間まで真剣な表情を崩さない、集中する姿が印象的な季節です。
◎養護
- 空気の乾燥による喉・肌トラブルを、加湿と保湿でこまめに防ぐ。
- 厚着による動きにくさが遊びを妨げていないか、様子を見て調整する。
- クリスマスなど行事への期待と、通常の生活リズムのバランスを取る。
- 年末に向けた慌ただしさの中でも、いつも通りの生活リズムを保つ。
- 室温と外気温の差が大きい日は、着替えのタイミングを丁寧に見極める。
保育者の配慮:空気が乾燥するこの時期は、喉や肌のトラブルが増えやすくなります。加湿や保湿を心がけると同時に、厚着で体を動かしにくくなっていないか、遊びの様子からも確認するようにしましょう。
◎教育
- 積み木が崩れる瞬間の反応も、遊びの一部として面白がる関わりをする。
- 集中して取り組む時間を、途中で区切らず十分に保証する。
- クリスマスの歌や飾りを通して、行事への期待感を育てる。
- サンタや雪など、冬のモチーフを使った製作に親しませる。
- 友だちと同じ空間で、それぞれ集中して遊ぶ心地よさを味わわせる。
保育者の配慮:積み木が崩れてしまっても、それ自体が「崩れる」という発見であり、遊びの一部です。うまく積めたときだけでなく、崩れた瞬間の子どもの反応にも注目し、集中して取り組む時間を保証してあげたいですね。
1歳児の1月週案文例|正月遊びと感染症対策のねらい
小さな指で手袋を裏返しに履いてしまっても、諦めずに何度もやり直す粘り強さが光る季節です。
◎養護
- 年末年始で崩れた生活リズムを、家庭と連携しながら少しずつ立て直す。
- 室内外の温度差による体調変化を、毎日の健康チェックで早期に見つける。
- 感染症流行期を踏まえ、職員間で観察ポイントを共有する。
- 1年で最も寒さが厳しい時期、外遊びの時間や強度を体調に応じて調整する。
- 久しぶりの登園による不安を、いつも以上に丁寧なスキンシップで和らげる。
保育者の配慮:寒さが本格化するこの時期は、室内外の温度差が体調に影響しやすくなります。毎日の健康チェックを習慣化し、いつもと違う様子にいち早く気づけるよう、職員間で観察のポイントを共有しておくと安心です。
◎教育
- 手袋や帽子がうまく着けられなくても、時間に余裕を持って見守る。
- 「できた」瞬間を逃さず、その場ですぐに一緒に喜ぶ。
- お正月遊び(こま回しなど)を通して、伝承文化に親しむ機会を作る。
- 冬の自然物(霜、氷)に触れ、季節ならではの発見を楽しむ。
- 友だちの真似をして防寒具を着脱しようとする姿を見守る。
保育者の配慮:手袋や帽子がうまく着けられなくても、時間に余裕を持って見守ることが大切です。「できた」瞬間を逃さず一緒に喜ぶことで、次への挑戦意欲につながります。難しい場合は、さりげなく手伝いながら達成感を残す工夫も有効です。
1歳児の2月週案文例|ごっこ遊びと進級準備のねらい・配慮
積み木を電話に見立てて「もしもし」と話しかける見立て遊びが始まる、想像の世界が広がる季節です。
◎養護
- マスク着用を嫌がる子には無理強いせず、体調と相談しながら対応する。
- 手洗い・うがいを、遊びの延長として楽しく続けられる工夫をする。
- 進級を意識した生活パターンへの移行を、少しずつ試みる。
- 1年で最も体調を崩しやすい時期、無理のない活動量を心がける。
- 乾燥した室内環境を、加湿器の活用でこまめに調整する。
保育者の配慮:インフルエンザなどの感染症が流行しやすいこの時期は、手洗い・うがいを「やらされる」のではなく、遊びの延長として楽しく習慣化する工夫が効果的です。マスクを嫌がる子には無理強いせず、体調と相談しながら対応しましょう。
◎教育
- 見立て遊びが見られたら、保育者も一緒にその世界に付き合う。
- 節分の豆まきなど、行事の雰囲気を体験として楽しませる。
- 「もしもし、誰からのお電話?」など、想像を広げる問いかけを投げかける。
- 電話や乗り物など、身近な物への見立て遊びの幅を広げる。
- 進級を控えたクラスの環境(棚の位置など)に少しずつ触れる機会を作る。
保育者の配慮:見立て遊びが見られたら、大人も一緒にその世界に付き合ってあげることが大切です。「もしもし、誰からのお電話?」と会話を広げることで、子どもの想像力とコミュニケーション力を同時に育むことができます。
1歳児の3月週案文例|言葉の育ちと1年のまとめのねらい
1年前には泣くことでしか気持ちを伝えられなかった子どもたちが、今では自分から言葉で世界を表現しようとしています。
◎養護
- 暖かくなる日中と冷え込む朝晩、寒暖差に合わせた衣服管理を本人と一緒に行う。
- 1年間の成長を振り返り、進級への安心感を言葉で伝える。
- 花粉など春特有の体調変化にも目を配る。
- 進級を控えた不安な気持ちを、丁寧な言葉かけで受け止める。
- 1年間積み重ねてきた生活習慣を、無理なく次のクラスへつなげる。
保育者の配慮:春に向けて気温が上がる一方、朝晩はまだ冷え込む日もあります。手袋や帽子を自分で脱ぎ着できるようになってきた分、脱いだ後の管理も含めて、無理なく自己管理を促す声かけを心がけましょう。
◎教育
- 指差しと共に発せられる不完全な言葉を、「そうだね、あかだね」とそのまま受け止める。
- 花や虫など、春の自然に指差しで興味を示す姿を丁寧に拾う。
- 1年間でできるようになったことを、本人と一緒に振り返る。
- ひなまつりなど、春の行事にちなんだ製作や絵本を楽しむ。
- 進級後のクラスや友だちへの興味を、前向きな言葉で後押しする。
保育者の配慮:指差しと共に発せられる言葉は、まだ不完全でも、その子なりの精一杯の表現です。正しい言い方を教え込むよりも、まずは「そうだね、あかだね」と受け止め、言葉を交わす楽しさを味わえるようにしたいですね。
まとめ
1年を通して週案を見渡すと、1歳児が「自分でやりたい」という気持ちを軸に、生活動作・言葉・友だち関係のすべてが少しずつ広がっていく様子がよく分かります。月ごとの育ちのつながりを意識しながら、日々の週案づくりに役立ててください。


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