コマを手のひらにのせて、真剣な顔で回そうと奮闘する1歳児たち。1月はお正月から始まり、1年で最も寒さが厳しくなる時期です。言葉や自立心が育ち、冬の自然や行事にも興味を示す時期でもあります。本記事では、1月ならではの視点を盛り込んだ個人案文例をご紹介します。自園の書式に合わせてご活用ください。
この記事は、現役保育士(保育士歴6年)の「あやせん」が執筆しています。詳しいプロフィールは運営者情報をご覧ください。
◎低月齢(1歳10か月〜2歳3か月)
ねらい
- 寒さに負けず、戸外でも体を動かして遊ぶ。
- 友だちや保育者との簡単なやり取りを楽しむ。
- 自分の思いを言葉や動作で表現しようとする。
- 冬の自然や行事に親しむ。
- 基本的な生活習慣を自分でやろうとする。
- お正月遊び(凧、コマなど)に興味を示し、雰囲気を楽しむ。
保育者の配慮
- 体を温めるような遊びを取り入れ、寒さ対策を行う。
- 子どもの発信に応じて、楽しいやり取りを広げる。
- 言葉や身振りで表現する姿を受け止め、促す。
- 季節行事(正月遊びなど)を身近に感じられるようにする。
- 着脱や手洗いを自分でしようとする姿を見守り、手助けする。
- 1年で最も寒さが厳しい時期のため、室温・湿度を管理し、感染症予防を徹底する。
◎高月齢(2歳4か月〜2歳9か月)
ねらい
- 冬ならではの自然に興味を持ち、発見を楽しむ。
- 友だちとの関わりを深め、集団遊びに親しむ。
- 生活リズムを整え、健康に過ごす。
- ごっこ遊びや製作活動に意欲的に取り組む。
- 「じぶんでできた!」という達成感を味わう。
- お正月の行事や飾りに興味を持ち、由来を知ろうとする。
保育者の配慮
- 冬の自然物や天候について、子どもたちと一緒に気づきを共有する。
- 友だちとのやり取りを支え、トラブル時には適切に仲立ちする。
- 体調管理に留意し、無理のない活動を心がける。
- 製作やごっこ遊びで想像力を広げられる環境を整える。
- 自分でできた経験を認め、喜び合うようにする。
- 厚着による動きにくさに配慮しながら、体を動かす機会を確保する。
現場からのひとこと
コマがうまく回らず、何度も投げ出しては拾い直していた子がいました。ある日たまたま数回転しただけなのに、その場で飛び跳ねて喜ぶ姿がありました。うまくいかない時間が長ければ長いほど、成功した瞬間の喜びも大きくなるのだと改めて感じさせられました。
まとめ
1月は1年で最も寒さが厳しく、感染症も流行しやすい時期です。個人案には配慮点だけでなく、失敗を重ねながら挑戦する子どもたちの粘り強さにも目を向けていきましょう。



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