歩き回ることが楽しくてたまらない子と、まだ一歩を踏み出すのに慎重な子。5月の1歳児クラスは、そんな個性の違いが際立つ季節です。新緑の下でのお散歩も気持ちよく、戸外遊びの幅がぐっと広がる時期でもあります。本記事では、5月ならではの視点を盛り込んだ個人案文例をご紹介します。自園の書式に合わせてご活用ください。
この記事は、現役保育士(保育士歴6年)の「あやせん」が執筆しています。詳しいプロフィールは運営者情報をご覧ください。
◎低月齢(1歳2か月〜1歳7か月)
ねらい
- 伝えたいことを簡単な言葉やジェスチャーで表現できるようになる。
- 立ち上がりや歩行が安定し、歩き回ることに興味を示す。
- 物を持って運ぶ、積む、重ねるなどの遊びができるようになる。
- 食事を手で食べることに加えて、スプーンやフォークを使い始める。
- 音楽やリズムに反応し、体を動かして遊ぶようになる。
- 新緑の中での戸外遊びを通じて、季節の心地よさを感じる。
保育者の配慮
- 言葉やジェスチャーを積極的に使うことで、自己表現を促す。
- 歩行や立ち上がりをサポートし、広い場所で歩く機会を与える。
- 積み木やパズルなど、手先を使う遊びを提供し、楽しさを感じさせる。
- 自分で食べることをサポートし、食事の時間にスプーンやフォークを使う練習を行う。
- 音楽やリズム遊びを通じて、体を動かす楽しさを引き出す。
- 戸外遊びの際は虫刺されや日差しに配慮し、快適に過ごせるようにする。
◎高月齢(1歳8か月〜2歳1か月)
ねらい
- 簡単な言葉を使って自分の気持ちや要求を伝えようとする。
- 走ったり跳んだりと、より活発に体を動かして遊ぶ。
- 友だちや保育者の真似をしながら、遊びを楽しむ。
- 簡単な指示を理解し、行動に移すことができる。
- 戸外での自然物(花、虫など)に興味を示す。
- 自分でできることが増え、達成感を味わう。
保育者の配慮
- 言葉での表現を促すため、子どもの気持ちを丁寧にくみ取り言葉にして返す。
- 安全な環境で走ったり跳んだりする機会を十分に確保する。
- 模倣遊びを楽しめるよう、保育者自身も遊びに加わる。
- 簡単な指示を繰り返し伝え、理解できるようサポートする。
- 自然物に触れる際は誤飲に注意しながら、発見を一緒に喜ぶ。
- できたことをしっかり認め、次への意欲につなげる。
現場からのひとこと
なかなか歩き出そうとしなかった子が、お散歩先で見つけたダンゴムシを追いかけたい一心で、初めて自分から数歩踏み出したことがありました。「歩く練習をさせよう」と意気込むよりも、その子が本当に夢中になれるものを見つけてあげる方が、成長への近道になることを教えてもらった思い出深い日です。
まとめ
5月は戸外遊びが充実し、一人ひとりの興味や個性がより見えやすくなる時期です。個人案を立てる際は、月齢の目安に加えて、その子が夢中になれるものを見つける視点も大切にしていきましょう。



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