色水を作っては「みて!」と得意げに掲げる2歳児。7月は、水遊びを通して自己表現がぐっと豊かになる季節です。自分でやりたいという気持ちも強くなり、生活習慣の自立もぐんと進みます。本記事では、7月ならではの視点を盛り込んだ個人案文例をご紹介します。自園の書式に合わせてご活用ください。
この記事は、現役保育士(保育士歴6年)の「あやせん」が執筆しています。詳しいプロフィールは運営者情報をご覧ください。
◎低月齢(2歳4か月〜2歳9か月)
ねらい
- 夏の自然に興味を持ち、水遊びを楽しむ。
- 自分の名前を言ってみる。
- 身近な人の言動に影響を受けて真似して遊ぶ。
- 自分の気持ちを短い言葉で表現する。
- 食事の時間に自分で食べることを意識して頑張る。
- 色水遊びなど、夏ならではの表現遊びに夢中になる。
保育者の配慮
- 水遊びでは安全を確認し、楽しく遊べる環境を提供する。
- 名前を呼ばれたら反応するよう促す。
- 友達や大人の行動を真似している場面で積極的に褒める。
- 気持ちが伝えられた時にはすぐに反応し、意欲を引き出す言葉をかける。
- 食事を自分で頑張っている時には手伝いながら見守る。
- 水遊び前後の体温・機嫌の変化をこまめに観察する。
◎高月齢(2歳10か月〜3歳3か月)
ねらい
- 自分でできることが増え、自信を持つ。
- 他の子どもとの関わりが深まり、協力して遊ぶ楽しさを知る。
- 自分の体調や気持ちを自分で伝えることができるようになる。
- 自分の持ち物を大切にする気持ちが芽生える。
- 食べ物に興味を持ち、新しい食材を楽しんで食べる。
- 水遊びの成果を友だちや保育者に自分から見せに来る。
保育者の配慮
- 自信を持たせるためにできることを積極的に褒める。
- 友だちとの遊びに参加できるよう見守り、必要な時にサポートする。
- 体調や気持ちを上手に表現できるよう、話を聞いてあげる。
- 持ち物に対する意識を高めるために整理整頓を促す。
- 食べ物への興味を広げるために食事の時間を楽しさに変える。
- 活動量が増える時期のため、こまめな休息と水分補給を声かけしながら促す。
現場からのひとこと
普段はあまり自己主張をしない子が、色水遊びで作った紫色の水を「せんせい、みて!」と誰よりも先に見せに来たことがありました。水遊びという開放的な活動が、その子の内側にあった表現したい気持ちを引き出したように見えました。夏の遊びには、そうした心の変化を後押しする力があるのだと思います。
まとめ
7月は水遊びを通して自己表現が育ちやすい時期です。個人案には活動内容だけでなく、その子の心の変化にも目を向ける視点を加えていきましょう。



コメント