- 幼児向けの曼荼羅ぬり絵2種(おはな/おひさま)を、無料のPDFで配布します。
- オリジナルのデザインで、A4・両面印刷(おもて=おはな、うら=おひさま)に対応しています。
- 大きな形が中心なので、クレヨンでも塗りやすく、年少さんから使えます。
- 現役保育士が、使うタイミング・声かけ・年齢別の目安をまとめました。
この記事は、現役保育士(保育士歴6年)の「あやせん」が執筆しています。詳しいプロフィールは運営者情報をご覧ください。
ぬり絵は、「好きな色を選ぶ」「どこから塗るか決める」と、小さな選択の連続です。丸や花びらが放射状に広がる「曼荼羅(まんだら)風」のぬり絵は、中心から外へ広がる模様がきれいで、塗り終えたときの達成感も大きくなります。
このページでは、幼児向けにアレンジした曼荼羅ぬり絵を2種類、無料のPDFで公開します。プリントだけでなく、使い方や声かけ、年齢ごとの目安もあわせて紹介します。
曼荼羅について
曼荼羅は、もともと仏教の図像を指す言葉です。このプリントは、円形・放射状の模様を塗って楽しむ「マンダラ風」のぬり絵で、特定の宗教的な意味や教えを伝えるものではありません。


対象年齢の目安
「幼児向け」としていますが、おもて面の「おはな」は年少〜年中、うら面の「おひさま」は年中〜年長が中心です。年長さんには少し簡単に感じることがあるので、下の「年長さんには少し簡単なときは」も参考にしてください。
A4・両面(おもて/うら)の2ページ|利用規約をご確認のうえお使いください
プリントの内容
| 面 | タイトル | 特徴 |
|---|---|---|
| おもて | おはなの まんだら | 中心の円のまわりに8枚の花びら。外側に大きめの丸を8つ。形がはっきりして塗りやすい |
| うら | おひさまの まんだら | 中心の円から12本の光。外側に12の丸。「おはな」より少し部分が多い |
曼荼羅ぬり絵のねらい
- 好きな色を選び、自分なりに塗り方を工夫する(表現を楽しむ)
- クレヨンや色鉛筆を持ち、面を塗る力加減を調整する(用具を操作する動き)
- 同じ形がくり返される模様に気づく(図形への関心・感覚)
- 最後まで塗りきって、達成感を味わう
文部科学省の「幼稚園教育要領」の領域「表現」では、「かいたり,つくったりすることを楽しむ」ことが内容に挙げられ、「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」にも「豊かな感性と表現」があります。ぬり絵は、色や形を自分で選んで表す、身近な表現活動の一つです。
現場での使い方(あやせんの場合)
私の園では、ぬり絵などのプリントは、活動中に少しだけ時間が余ったとき(新しい活動を始めるほどではないとき)に使っています。また、椅子に座って取り組む練習をしているときにも使います。ぬり絵は、時間が余ったときに「ここまで塗ったら終わり」と区切りをつけやすいところも使いやすいです。
声かけ・援助のポイント
「楽しくやってほしい」という気持ちを大切にして、細かく口を出しすぎないようにしています。
| 場面 | 私の対応 |
|---|---|
| 鉛筆・色鉛筆の持ち方が気になる | 個別に声をかけます。ただし口うるさくはせず、楽しい雰囲気を優先します |
| 枠からはみ出す(特に年少) | 塗ろうとする意志が感じられれば、特に声はかけません |
| 途中で飽きてしまう | そばについて、できているところを褒めます。「ここまで終わったら次は〇〇するよ」と、見通しを持てる声かけをします |
| 色が決められない | 「いちばん好きな色は?」と、まず1色だけ選んでもらいます |
年齢別の目安
子どもの発達には個人差が大きいので、以下はあくまで目安です。年齢ではなく、その子の「今」に合わせて選んでください。
| 年齢 | おすすめの使い方 |
|---|---|
| 年少(3歳) | 「おはな」から。大きな丸や花びらをクレヨンで。はみ出しても気にせず、色を選ぶ楽しさを大切に |
| 年中(4歳) | 「おはな」「おひさま」の両方に。色を3〜4色決めて塗るなど、小さなルールをつけても楽しい |
| 年長(5歳) | 「おひさま」を、色鉛筆でていねいに。となり合う部分の色を変えるなど、自分で工夫する |
あそびを広げるアイデア
- 「今日の気持ちの色」で塗って、友だちと見せ合う
- 季節の色(春=ピンクと黄色、秋=赤とオレンジ など)で塗る
- 中心から外へ、または外から中心へ、塗る順番を変えてみる
- 塗り終えたら、壁面や机上に飾る
年長さんには少し簡単なときは
年長さんには、プリントのままだと物足りないことがあります。そんなときは、次のような「ひと工夫」で、少し難しくできます。
- 使う色を3〜4色に決めて、自分でルールをつくって塗る
- となり合う部分の色を変えて塗る
- 模様を自分で描き足して、オリジナルのまんだらにする
- 色鉛筆で、ていねいに最後まで塗りきる
印刷のしかた(両面印刷)
- 用紙:A4(普通紙で十分です)
- 倍率:「実際のサイズ」または100%
- 両面印刷:プリンタの設定で「両面」→「長辺とじ」を選ぶと、おもてとうらの向きがそろいます
- 色:白黒印刷でOK。線を濃く出したいときは「きれい」モード
- 複数枚を配るときは、先に1枚だけ試し印刷して、はみ出しがないか確認しましょう
塗る道具について
- クレヨン:大きな面を塗りやすい。年少さんにおすすめ
- 色鉛筆:細かい部分まで塗れる。年中・年長向け
- フェルトペン:色が濃く出るが、裏にうつることがある。下に紙を敷くと安心
よくある質問
Q. 何歳から使えますか?
クレヨンを持って塗ることを楽しめる3歳ごろから、大人と一緒に使えます。大きな形が中心なので、はじめてのぬり絵にも向いています。
Q. 宗教的な意味はありますか?
このプリントは、円形・放射状の模様を塗って楽しむ「マンダラ風」のオリジナルぬり絵で、特定の宗教的な意味はありません。
Q. プリントはブログやSNSに載せてもいいですか?
園や家庭での印刷・配布は自由ですが、ネット上への転載や再配布、販売はご遠慮ください。詳しくは利用規約をご覧ください。
まとめ
曼荼羅ぬり絵は、すき間時間にも、座って取り組む練習にも使いやすい、表現あそびの一つです。きれいに塗れることより、色を選ぶ楽しさ、塗りきった満足感を大切にして、使ってみてください。ほかの知育プリントは知育プリントまとめからご覧いただけます。
参考


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