生活発表会は、準備の期間が長く、「何から始めよう」と迷うことも多い行事です。この記事では、劇などの本格的な発表と、日常の延長線上の発表の違いから、練習の時期、台本づくり、本番での関わりまでを、現場の経験をもとにまとめます。年齢別の定番の題材例も紹介します。
この記事は、現役保育士(保育士歴6年)の「あやせん」が執筆しています。詳しいプロフィールは運営者情報をご覧ください。
生活発表会の発表には2つのタイプがある
生活発表会の発表は、大きく2つに分けて考えると、準備の進め方が整理しやすくなります。
- 劇などの本格的な発表:台本や配役を決めて、練習を重ねて作り上げる。
- 日常の延長線上の発表:普段の遊びや読み聞かせの延長で取り組む。乳児クラスなどに多い。
年齢別・定番の題材例
多くの園で取り上げられることの多い、定番の題材の例です。人気のランキングや調査の結果ではなく、一般的な例として紹介します。
| 年齢 | 題材の例 |
|---|---|
| 0〜1歳 | 『だるまさんが』、『もこもこもこ』、『じゃあじゃあびりびり』 |
| 2歳 | 『おおきなかぶ』、『三びきのやぎのがらがらどん』、『てぶくろ』 |
| 3歳 | 『三びきのこぶた』、『ブレーメンのおんがくたい』、『あかずきん』 |
| 4歳 | 『おおかみと七ひきのこやぎ』、『ももたろう』、『うらしまたろう』 |
| 5歳 | 『かさじぞう』、『スイミー』、『11ぴきのねこ』、『はだかの王様』 |
題材は、子どもたちの姿や人数、使える時間に合わせて選んでください。同じ題材でも、年齢によって、台詞の量や動きは変わります。
練習はいつから始める?
私の場合は、次のような時期で始めました。
- 劇:2か月半ほど前から取り組みました。
- 日常の延長線上の発表(乳児クラスなど):1か月ほど前から取り組みました。
たとえば、0歳児で絵本を使った発表をする場合は、日常的に読み聞かせをして、本格的な練習は1か月ほど前から始めました。普段の遊びの延長で取り組むと、子どもたちも無理なく参加できます。
台本づくりで気をつけたこと
台本づくりで大変だったのは、全員が同じ数のセリフを持てるように、全員に見せ場があるようにすることでした。
大道具は、子どもたちと一緒に作る
大道具は、活動の中で、子どもたちと一緒に作りました。自分たちで作った物が舞台に出ると、子どもたちの気持ちも入りやすくなります。
本番で泣いてしまう子への関わり
本番では、泣いてしまう子もいます。そんなときは、次のようにして、一緒に参加しました。
- 抱っこで参加する
- 保育者と手をつないで参加する
事前に、情緒が不安定になりそうな子については、保護者に練習の様子を伝えるようにしました。また、当日は、「〇〇な姿が見られる場合があるかもしれません」と、あらかじめ保護者にお伝えしました。〇〇には、泣く、パニックになる、などが入ります。
本番の服装は、早めに保護者にお願いする
本番の服装に指定がある場合は、早めに保護者にお願いしました。たとえば、「上は白い服、下は黒いズボン」のような指定です。保護者にとっては、服を用意する時間が必要になるため、日にちに余裕をもって伝えるようにしました。
発表会当日までのチェックリスト
一般的な参考として、次のような項目を、準備の目安にしてください。園によって必要な項目は違います。
- 題材と配役が決まっている
- 台本ができている(全員の見せ場がある)
- 大道具・小道具の準備が進んでいる
- 練習のスケジュールを職員で共有している
- 本番の服装を保護者に伝えている
- 泣いてしまった場合の関わり方を、職員で確認している
まとめ
生活発表会は、劇と日常の延長の2つのタイプで、練習の始め方が変わります。台本や服装は早めに決めて、全員が安心して参加できる形を考えましょう。
運動会の準備や振り返りについては、運動会の振り返りのやり方もあわせてご覧ください。


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