新人保育士が困ること7選とその対処法

新人保育士が困ること7選とその対処法 保育コラム

【保存版】新人保育士が困ること7選とその対処法|経験から学ぶ乗り越え方

保育士として働き始めたばかりの頃は、不安や戸惑いがつきものです。自分に向いているのか、子どもとどう接すればいいのか、先輩との関係はうまく築けるのか──現場に立って初めて見えてくる“リアルな困りごと”は、誰もが一度は経験するものです。

この記事では、新人保育士がよく直面する困りごとを7つに絞って紹介し、それぞれの具体的な対処法を解説します。これから保育士を目指す方、今まさに悩んでいる方の助けになれば幸いです。


1. 保護者対応が難しい

困る理由

・クレームや要望にどう答えたらよいか分からない
・保護者の前だと緊張してしまう

対処法

まず大切なのは「傾聴する姿勢」です。どんなに経験のある保育士でも、最初は保護者対応に緊張します。保護者の話を遮らずに聞き、気になる点はその場で確認するようにしましょう。自分だけで判断しようとせず、経験のある先輩や主任に相談することも大切です。

また、日々の出来事を記録しておくと、保護者に説明するときに役立ちます。連絡帳や日誌を活用し、子どもの様子を具体的に伝えられるようにしておきましょう。


2. 子どもとの関わり方が分からない

困る理由

・遊びの提案ができない
・どこまで手を出していいか迷う

対処法

子どもと仲良くなるためには、無理に遊びを盛り上げようとする必要はありません。まずは「一緒に楽しむ」ことが大切です。目線を合わせて関わり、子どもの興味に寄り添っていきましょう。

また、年齢ごとの発達段階や好きな遊びを知ることも大切です。保育書や先輩の実践を参考にし、少しずつ遊びの引き出しを増やしていきましょう。


3. 先輩や同僚との人間関係に悩む

困る理由

・話しかけづらい雰囲気がある
・指導が厳しく感じる

対処法

職場での人間関係は、仕事のモチベーションに大きく影響します。まずはあいさつや返事など、基本的なコミュニケーションを丁寧にすることから始めましょう。

厳しい言い方に感じても、それは成長を願ってのアドバイスかもしれません。とはいえ、悩みすぎてしまう場合は、信頼できる先輩や外部の相談機関に話してみることも一つの方法です。


4. 書類仕事が多くてついていけない

困る理由

・指導案や日誌の書き方が分からない
・子どもの様子をうまく言葉にできない

対処法

保育の書類には一定の型があります。最初は難しく感じるかもしれませんが、先輩の書き方を真似ることから始めましょう。ポイントは、「事実+エピソード+考察」の三点セットです。

また、子どもの様子をその都度メモしておくと、あとからまとめやすくなります。日々の積み重ねが、自分だけの言葉で記録する力につながります。


5. 体力的にきつい

困る理由

・子どもと一日中動くのが初めてで疲れる
・帰宅後も仕事の準備に追われる

対処法

まずは「全部やろう」と思わないことが大切です。スケジュールを整理して、優先順位を決めて動くことで、無駄なエネルギー消費を減らせます。

また、体調を整えるためには、睡眠・食事・休息のリズムを意識することも大切です。健康管理も仕事のうちと考え、自分の体をいたわりましょう。


6. 急な対応(怪我・発熱など)に戸惑う

困る理由

・どう報告したらよいか分からない
・緊急時の判断に自信が持てない

対処法

園によって対応マニュアルが用意されている場合があります。まずはその内容をしっかり確認しておきましょう。

実際に起きたときは、慌てずに「報告・連絡・相談」を基本に動くことが大切です。判断に迷う場合は、必ず上の立場の職員に相談し、情報共有を怠らないようにしましょう。


7. 自信を持てない・落ち込みやすい

困る理由

・うまくいかないことばかりが目につく
・周囲と比べて落ち込んでしまう

対処法

「できなかったこと」よりも「できたこと」に目を向けましょう。どんなに小さなことでも、自分なりの成功体験を積み重ねることが大切です。

また、成長には時間がかかります。一日一歩でも進んでいれば、それは立派な前進です。焦らず、じっくり自分のペースで歩んでいきましょう。


おわりに|「困るのは、成長している証拠」

新人の頃に困るのは当然のこと。それはあなたが“真剣に保育と向き合っている証”でもあります。大切なのは、一人で抱えず、周りに頼りながら前に進んでいくことです。

この記事が、保育士としての第一歩を支えるヒントになれば幸いです。

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