個人案文例まとめ|年齢別|低・高月齢別
このページでは、保育園・幼稚園で使える個人案の文例を、年齢別にわかりやすくまとめました。
忙しい保育士さん、園の先生方の“おたすけ”になるよう、実用性を重視して作成しています。
0歳児
1歳児
2歳児
◎個人案とは
保育園における個人案とは、
子ども一人ひとりの発達や育ちに応じた保育の目標や支援方法を具体的に計画・記録するものです。
集団保育の中でも、子どもそれぞれの個性や発達段階を尊重し、適切な支援ができるようにするために作成されます。
◎個人案作成ポイント
以下を意識して書くとスムーズです♪
①基本情報
- 子どもの名前
- 生年月日・年齢
- 家庭環境(兄弟構成、家庭の様子など)
- 好きな遊び・得意なこと・苦手なこと
②現時点での子どもの姿(アセスメント)
観察をもとに、各発達領域でまとめます。
【例】
- 【身体】歩行が安定し、走ることが好き。階段の上り下りも一人でできる。
- 【言語】簡単な単語をつなげて話し、意思表示ができる。
- 【社会性】お友だちに関心を持ち、近くで一緒に遊ぼうとする。
- 【情緒】安心できる保育者のそばで、落ち着いて遊べる。
③目標(一定期間の目指す姿)
【例】
- 体を十分に動かして遊び、基本的な運動機能を育てる。
- 保育者や友だちと安心して関わりながら、気持ちを表現する。
④支援内容(具体的なかかわり方・援助方法)
【例】
- 運動遊びを多く取り入れ、走ったり跳んだりできる環境を整える。
- お友だちとのやり取りを丁寧に仲立ちし、安心して交流できるようにする。
- 言葉で気持ちを代弁しながら、簡単な表現を引き出す。
◎年齢別個人案作成ポイント
0歳児
- 生活リズムの安定が第一
- 基本的な欲求(食事・排泄・睡眠)を満たし、安心感を持てることを目指す
- 保育者との愛着形成を重視
✔️ 目標例:「保育者との関係の中で、安心して自分の気持ちを表現できる」
1歳児
- 自己主張と自己選択が芽生える時期
- 「自分でしたい」気持ちを尊重しながら、必要な援助を行う
- 言葉・運動面での個人差が大きい
✔️目標例:「身近な人とのやり取りを楽しみ、自分の思いを表現する」
2歳児
- 自立への意欲がぐんと伸びる
- トイレトレーニングや着脱など、生活習慣の自立をサポート
- 友だちとの関わりも**「一緒に遊ぶ」**ことが増える
✔️目標例:「生活習慣を保育者と一緒に行いながら、できる喜びを味わう」