書類のミスを防ぐ!私がやっているチェック習慣

書類ミスを防ぐためのチェック週間 学生・新人保育士向け

保育士の仕事は“子どもと関わる”だけではありません。
日誌、連絡帳、保育計画、園内報告書など、書類仕事の多さに最初は戸惑った新人時代を、今でも鮮明に覚えています。

今回は、「あ、間違えた…」を減らすために私が身につけた書類のチェック習慣についてお話しします。失敗から学んだリアルな体験もあわせてお伝えするので、同じように悩む新人さんの参考になればうれしいです。


私の失敗談:連絡帳の名前を間違えて提出

ある日、1歳児クラスの連絡帳で、Aちゃんの欄にBくんのエピソードを書いて提出してしまいました。
保護者の方は優しく受け止めてくださったのですが、担任としては大反省。

実は前日、他の書類の締切に追われ、深夜まで計画案を書いていたのです。
「疲れていた」と言い訳しそうになる自分に気づき、「これは直さなきゃ」と強く思いました。


園で学んだ、ベテラン保育士のルール

私の園では、**先輩たちが自然とやっている“ダブルチェックのクセ”**がありました。
たとえば、

  • 名前・日付・クラス名を最後に必ず指差し確認
  • 内容を声に出して読み返す
  • 書類ごとに色ペンで強調ポイントを統一

「見返してもミスは見つからない」と思っていた私は、「読む“つもり”じゃダメなんだ」と気づかされたのです。


私がやっているチェック習慣ベスト3

① 連絡帳は「保護者の顔を思い浮かべて」読み返す

子どもに関わった時間を思い出しながら「この子の今日の様子を、誰に伝えるんだっけ?」と意識するようにしました。
自然と文章にも丁寧さが生まれ、保護者目線が持てるようになります。

② いったん「離れる」時間をつくる

書いてすぐに確認すると、書いた内容を“目が覚えてしまって”見落としがちです。
私は、5分だけ席を離れてから読み返すことで、ミスに気づく率がぐんと上がりました。

③ 書類ごとの「ミスが出やすいチェックリスト」をつくる

例えば、日誌では以下を毎回チェック。

  • 活動のねらいと実際がズレていないか?
  • 「子どもがどうしたか」が中心になっているか?
  • 保育者の関わりが具体的か?

自分で“ミスしやすいポイント”をパターン化しておくと、頭の中で整理しやすくなります。


保護者との信頼は、ミスのあとが大事

書類のミスが信頼を大きく損なうこともあります。でも、ミスを認めて、誠実に伝えることも信頼につながると私は思っています。

連絡帳の誤記入のときも、「すぐに連絡してくださってありがとうございます。こちらの確認不足でした」と伝えると、
「忙しい中で丁寧に書いてくれているの、分かっていますよ」と返していただけたことが忘れられません。


最後に:新人だからこそ、習慣化がカギ

私も最初は「もっと子どもと関わりたいのに、書類ばっかり…」と思っていました。
でも今では、書類も保育の一部だと思えるようになりました。

子どもの育ちを見える形にしていくのは、大切な保育者の仕事。
だからこそ、新人のうちに“自分なりのチェック習慣”をつくっておくと、あとがグッと楽になります。

ミスを恐れすぎず、でも向き合っていく。
そんな積み重ねが、保護者からも子どもからも信頼される保育士への一歩になると、私は信じています。

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