【新人から中堅へ】ステップアップするための5つの視点

【新人から中堅へ】ステップアップするための5つの視点 保育コラム

【新人から中堅へ】ステップアップするための5つの視点|保育士として成長するために

新人として現場に入り、日々子どもたちと向き合いながら過ごす中で、少しずつ仕事にも慣れてきた頃──次に意識したいのが「中堅保育士」へのステップアップです。

中堅保育士とは、保育技術だけでなく、周囲との関係づくりや後輩の指導にも関わる存在。この記事では、新人から一歩前に進むための視点を5つご紹介します。


1. 子どもを見る目を深める

ポイント

新人の頃は「安全に見守る」ことが精一杯だったかもしれません。中堅に向けては、子どもの発達・感情・背景を読み取る“観察力”と“洞察力”が求められます。

実践のヒント

  • 子どもの行動の「理由」を考えるクセをつける
  • 発達に関する本や事例を日々インプットする
  • 記録や振り返りの中で自分なりの視点を持つ

2. チームとして動く意識を持つ

ポイント

一人で頑張るのではなく、チーム全体の中でどう自分が貢献できるかを考える力が求められます。保育はチームワークです。

実践のヒント

  • 情報共有や報告・相談を積極的に行う
  • 自分の役割と他の職員の役割を理解し、動きを合わせる
  • 行事や日々の活動を「全体の流れ」で見る視野を持つ

3. 後輩への関わり方を意識する

ポイント

数年目になると、実習生や新卒職員が身近にいるようになります。中堅への一歩として、「教える」「伝える」「見守る」視点も大切です。

実践のヒント

  • 自分が新人の頃にしてもらって嬉しかったことを思い出す
  • 相手の立場に立ったアドバイスやフォローを心がける
  • 指導で悩んだときは、先輩に相談して共に考える姿勢を持つ

4. 課題意識を持ち、改善を考える

ポイント

言われたことをこなすだけでなく、「どうすればもっとよくなるか」と考える力が、中堅保育士として信頼される土台になります。

実践のヒント

  • 日々の保育で違和感や気づいた点をメモしておく
  • 園全体の課題にも関心を持ち、声をあげる姿勢を持つ
  • 解決のためにできる小さな行動から試す

5. 自分の専門性を育てる

ポイント

中堅になったからこそ、自分らしい得意分野を持つことが今後の強みにもなります。音楽、絵本、造形、育児支援、障害児保育など、興味を持ったテーマを深めていきましょう。

実践のヒント

  • 調べたり学んだりする習慣をつける
  • 研修や勉強会に参加して視野を広げる
  • 得意を活かした活動を日々の保育に取り入れてみる

おわりに|「中堅」はゴールではなく、新たなスタート

中堅保育士になるということは、責任が増える一方で、やりがいや成長の幅も広がるということ。大切なのは、完璧を目指すよりも「よりよく保育したい」という気持ちを持ち続けることです。

自分の歩幅で、着実に一歩ずつ。未来の子どもたちのために、あなたの成長を応援しています。

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