夏の暑さが本格化する7月。1歳児は歩行が安定し始め、身近なものに自分から関わろうとする姿が多く見られる時期です。
水や氷、風などの夏ならではの感覚を楽しむ中で、五感を育み、自分の気持ちを表現する力も芽生えてきます。
この記事では、1歳児の発達の特徴と季節の変化をふまえた、7月の月案文例を掲載しています。
ねらい・五領域・保育者の配慮・家庭や職員との連携内容まで、そのまま使える＆アレンジしやすいテンプレート形式でご紹介。
「1歳児 月案 7月」「夏の保育計画 1歳児」などの検索ニーズにしっかり応えられる実践的な内容です。
◎ねらい
- 体を使った遊びや水遊びを通して、暑さに負けず元気に過ごすことができる。
- 生活の中で自分の力を発揮し、自己肯定感を高める。
◎生命
- 体を動かす遊び（かけっこ、追いかけっこなど）に意欲的に取り組み、運動能力を高める。
- 自分で食べ物を食べることができ、食事を楽しむ。
保育者の配慮
- 適切な運動遊びの場を提供し、子どもたちが自由に体を使えるようサポートする。
- 食事の時間を楽しくし、手づかみ食べを促して食への興味を育む。
◎情緒
- 自分の感情を少しずつ言葉や表情で表現し、周囲との関わりを深める。
- 暑さや環境の変化に慣れていき、心地よく過ごせるようになる。
保育者の配慮
- 子どもの気持ちをよく理解し、感情を表現することができるように温かく接する。
- 環境の変化に対して不安を感じている場合は、優しく安心感を与える。
１語文や２語文を話し始める時期。子どもの伝えようとしていることを汲み取ることで、情緒の安定にも繋がっていきます。
◎5領域
【健康】
- 水遊びや外遊びを通して、体力や身体の使い方を学ぶ。
- 食べ物を噛むことを意識し、食事を楽しむ。
保育者の配慮
- 水遊びの際、安全面をしっかり確認し、子どもが安全に楽しめる環境を整える。
- 食事のときに食材に興味を持たせ、食事を楽しくするための声かけを心がける。
【人間関係】
- 友だちとのやりとりを楽しみ、協力して遊ぶことに意欲を持つ。
- 保育者と一緒に過ごす時間を楽しみ、信頼感を深める。
保育者の配慮
- 友だちとの遊びを見守りながら、関わりを促す。
- 安心感を与え、保育者との信頼関係を深める。
【環境】
- 外の自然環境に興味を持ち、様々なものを観察したり触れたりする。
- 水遊びやおもちゃを使った遊びを通して、感覚を楽しむ。
保育者の配慮
- 安全に遊べる環境を整え、自然に触れることで子どもたちの興味を引き出す。
- 水遊びを安全に楽しめるよう配慮し、積極的に遊べる場を提供する。
【言葉】
- 自分の気持ちや欲求を少しずつ言葉で表現するようになる。
- 簡単な言葉を使って、やりとりができるようになる。
保育者の配慮
- 言葉を発する機会を増やし、子どもの気持ちに寄り添った言葉かけを行う。
- 会話を楽しみながら、言葉の使い方を学ぶ手助けをする。
【表現】
- 音楽や手遊びを通して、体を使って感情や気持ちを表現する。
- 色や形を使った遊びを通して、視覚的な表現を楽しむ。
保育者の配慮
- 表現を楽しめるように、音楽や絵本、手遊びを積極的に取り入れる。
- 子どもの反応を見ながら、自由に表現できる環境を提供する。
◎食育
- 自分で食べ物を食べることに対して興味を持ち、食事の時間を楽しく過ごす。
- 手づかみ食べを通じて、食材への興味を深める。
掃除のことを思うと、正直食具を使って食べて欲しい！ですが、手掴み食べも大事な成長の過程です。ゆっくり見守っていきましょう！
◎行事（予定）
- 七夕の飾り作り
- 夏祭りごっこ
◎職員間の連携
- 子どもの体調や感情に注意しながら、遊びや活動を支援する。
- 行事の準備や進行について職員間で確認し、円滑に実施できるようにする。
行事の疑問点は、すぐに担当者に聞きにいきましょう。担当者が気づかなかった盲点に気付いているかも！？担当者に直接聞きづらい場合は、まずは他の先生に聞いてみるのも◎
◎家庭との連携
- 夏の暑さに対する配慮（暑い時期の水分補給など）について家庭と共有する。
- 子どもの食事の様子や、家庭での過ごし方について意見交換を行う。
まとめ
高温多湿な7月は、体調や生活リズムの変化が起きやすい時期です。
だからこそ、子ども一人ひとりのペースに寄り添いながら、安心して過ごせる環境づくりが大切です。
今回ご紹介した**「1歳児の7月月案文例」**は、発達の芽を見逃さず、夏ならではの育ちを楽しめる計画づくりのヒントになれば幸いです。
保育士の工夫とあたたかいまなざしで、1歳児たちの「やってみたい！」を丁寧に受け止めていきましょう。
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