1歳児の6月月案文例集|梅雨時期の発達に寄り添う保育のねらいと配慮例つき

書類

6月は梅雨による気温や湿度の変化が大きく、1歳児の体調や生活リズムにも影響が出やすい時期です。
歩行が安定してきて、探索行動が活発になるこの時期の子どもたちは、雨音や水たまりなど自然の変化にも敏感に反応します。

この記事では、**「1歳児の6月の月案」**に役立つねらいや保育者の配慮、5領域に基づいた保育内容の文例をまとめました。
乳児クラスの担任や新人保育士の方にも使いやすいテンプレート構成で、現場でそのまま活用できる実例つきです。

「1歳児の6月の月案の書き方がわからない」「文例にオリジナリティを出したい」という保育士さんにもおすすめです。

◎ねらい

  • 自分の体の使い方に興味を持ち、体を使った遊びに積極的に関わる。
  • 周囲の人々と関わりながら、感情を表現する力を育む。

体力がついてきて元気いっぱいな1歳児さん。体をたくさん動かす活動を取り入れていきましょう!


◎生命

  • 自分で食べ物を口に運ぶことに興味を持ち、少しずつ自分で食べられることを増やしていく。
  • 眠る前の準備を自分でできるよう、生活リズムを整える。

保育者の配慮

  • 自分で食べようとする意欲を大切にし、手伝いながら自立心を育む。
  • 生活リズムを守るために、眠る環境を整えて、安心して眠れるようサポートする。

◎情緒

  • 自分の気持ちを少しずつ表現し、周囲の人々とのやりとりを楽しむ。
  • 新しい経験に対して、喜びや興味を感じることができるようになる。

保育者の配慮

  • 子どもの感情を理解し、安心感を与えるための声かけを行う。
  • 新しい経験に対して不安や興味を持った子どもには、そっと寄り添って対応する。

◎5領域

【健康】

  • 外遊びを通じて、体を十分に動かし、健康な体作りを進める。
  • 手を洗うことや食べ物を食べる前の準備を自分でしようとする。

保育者の配慮

  • 外遊びでは十分に体を動かせるような環境を整え、体力作りを支援する。
  • 手洗いや食事前の準備をサポートし、基本的な生活習慣を育む。

【人間関係】

  • 周囲の人との関わりを楽しみ、少しずつ社会的な遊びに興味を持つ。
  • 友だちや保育者と一緒に遊ぶことで、仲間意識を深める。

保育者の配慮

  • 友だちとの関わりを見守りつつ、円滑に遊びが進むようにサポートする。
  • 子ども同士が楽しく関わるような活動を計画し、支援する。

【環境】

  • 身の回りの自然物や物の使い方に興味を持ち、探索する。
  • おもちゃや素材を使って、感触や遊びを楽しむ。

保育者の配慮

  • 安全に遊べる環境を整え、子どもが探索できる機会を提供する。
  • 感覚を刺激するような遊具や素材を提供し、遊びを豊かにする。

【言葉】

  • 簡単な言葉やフレーズを覚え、やりとりができるようになる。
  • 自分の名前を呼ばれると反応し、意味を少しずつ理解していく。

保育者の配慮

  • 子どもが言葉に反応しやすいよう、繰り返し使う言葉やフレーズを意識して語りかける。
  • 簡単な質問や語りかけに反応できるように支援する。

【表現】

  • 音楽や絵本を使った遊びを通じて、体や言葉で表現することを楽しむ。
  • 色や形を使った遊びを通じて、創造的な表現を楽しむ。

保育者の配慮

  • 子どもが表現できるように、さまざまな素材や道具を提供する。
  • 音楽や手遊び、絵本などで感情を表現できるようサポートする。

◎食育

  • 食べ物に対する興味を育み、食材の見た目や味を楽しむ。
  • 手洗いや食事前の準備をしっかり行い、衛生面にも注意を払う。

感触遊びを取り入れて、食べ物の興味を育みましょう!


◎行事(予定)

  • 身体測定
  • 避難訓練
  • こどもの日のお祝い
  • 端午の節句

◎職員間の連携

  • 子どもの発達や様子を職員間で共有し、保育方法を調整する。
  • 行事の準備や進行について、スタッフで話し合い、円滑に運営できるようにする。

行事が増えてくる時期ですね。報連相は大切にしていきましょう!


◎家庭との連携

  • 日々の生活リズムや食事について、家庭と連携しながら対応する。
  • 生活習慣や遊びの中で家庭でもできるサポート方法についてアドバイスを行う。

まとめ

1歳児にとって、梅雨の季節は感覚や感情が大きく動く特別な時期です。
室内でも思い切り遊べる工夫や、ちょっとした自然とのふれあいが、子どもたちの心と体を豊かに育ててくれます。

今回ご紹介した6月の月案文例をベースに、子どもたち一人ひとりの姿に寄り添ったオリジナルの計画にアレンジしてみてください。
毎日の小さな成長を見逃さず、安心できる保育のヒントとしてお役立ていただければ幸いです。

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