4歳児の7月月案文例集|友だちとの関わりを深める夏の保育計画【五領域・保育者の配慮つき】

書類

夏本番を迎える7月。4歳児は、友だちとの関わりがますます豊かになり、集団での活動やルールのある遊びにも意欲的に取り組むようになります。
水や自然とふれあう体験を通して、体を動かす心地よさや、言葉や表現のやりとりが生まれやすい季節でもあります。

この記事では、4歳児の発達に即した7月の月案文例を、五領域・保育者の配慮・家庭や職員間の連携まで丁寧にまとめています。
「4歳児 月案 7月」「保育計画 7月 4歳児」「夏のねらい 年中」などの検索キーワードにもマッチする、実践に使える構成です。

◎ねらい

・夏の自然や行事に親しみながら、季節を楽しんで過ごす。
・水遊びなどの活動を通して、健康な身体づくりを意識する。
・身の回りのことに関心を持ち、自分でやろうとする気持ちを育てる。

◎生命

・暑さの中でも快適に過ごせるよう、自分で水分補給や着替えをしようとする。
・汗をかいた後の衛生面に気をつけ、清潔に過ごす。
保育者の配慮
・暑さ指数や天候を確認し、無理なく過ごせるよう環境を調整する。
・こまめに水分補給や着替えの声かけを行い、健康管理を支える。

◎情緒

・夏の遊びや行事を通して、楽しい経験を重ねることで、心の安定を図る。
・日々の活動の中で、自分の気持ちを安心して表現できるようになる。
保育者の配慮
・暑さや疲れからくる情緒の揺れに気づき、ゆったり関われる時間を確保する。
・一人ひとりの思いに丁寧に応じ、心の安定を大切にする。

◎5領域

【健康】

・水遊びや戸外活動を通して、夏ならではの身体の使い方を楽しむ。
・休息や水分補給を自分から意識して行動する。
保育者の配慮
・活動前後に水分補給や体調確認を行い、無理のない活動量に調整する。
・健康観察を丁寧に行い、熱中症予防に努める。

【人間関係】

・遊びや当番活動を通して、友だちと役割を分担することの楽しさを知る。
・気持ちのすれ違いにも自分の言葉で伝え合おうとする。
保育者の配慮
・協力しながら活動する場面を設け、関係の広がりを支える。
・トラブル時は気持ちを受け止め、互いの立場を伝え合えるようにする。

私のクラスでは、当番活動を取り入れると自分が当番の日を楽しみにする子が多く、期待感を持って登園できる子が多くなりました。

【環境】

・水や光、風といった夏の自然に触れ、興味や発見を楽しむ。
・園内外の環境に関心を持ち、きれいにしようとする気持ちが育つ。
保育者の配慮
・夏らしい遊びや素材を取り入れ、自然の面白さを感じられるようにする。
・活動後の片付けなども丁寧に取り組めるよう、習慣づけを意識する。

【言葉】

・夏に関する言葉や表現に親しみ、使ってみようとする。
・経験したことを思い出して、言葉で伝え合う楽しさを知る。
保育者の配慮
・季節の絵本や歌を通して、ことばの世界を豊かにする機会をつくる。
・子どものつぶやきや会話に丁寧に応じ、対話を楽しむ時間を大切にする。

私は、帰りの会で楽しかったことを発表する機会を設け、言葉で伝える楽しさを味わえるようにしました。

【表現】

・夏の自然や行事を題材に、自由な発想で絵や製作に取り組む。
・リズム遊びや音楽表現を通して、全身で楽しさを表現する。
保育者の配慮
・絵の具や水など夏らしい素材を使い、五感を使った表現ができるようにする。
・子どもの感じたことを大切にし、肯定的に受け止める関わりを心がける。

◎食育

・夏の食べ物(スイカ、とうもろこしなど)を知り、季節を感じながら味わう。
・冷たい食べ物との付き合い方(食べ過ぎ注意)を知る機会をつくる。

◎家庭との連携

・水遊びや暑さへの対策に必要な持ち物や体調管理について、家庭と密に連携する。
・疲れやすい時期の体調の変化を共有し、健康維持のサポートをお願いする。
・夏の行事や遊びについて、家庭でも話題にしていただけるよう伝える。

何かと荷物が多くなる夏、保護者も忘れがちになるので必要な日の前日までに持ち物が揃っているように声かけをしましょう。

◎職員間の連携

・気温や湿度による健康状態の変化をこまめに共有し、安全に過ごせるよう連携する。
・子どもの様子や家庭での情報を日々交換しながら、丁寧に保育を進める。
・水遊びや行事など、安全面の確認や役割分担を明確にし協力する。

◎行事


・七夕集会
・プール開き(水遊び開始)
・誕生会
・避難訓練


まとめ

暑さの中でも子どもたちは、友だちと関わりながら新しい遊びや表現を次々に生み出します。
4歳児にとって7月は、自分の思いや考えを言葉にして伝え、集団の中での役割やルールを理解していく大切な時期です。

今回ご紹介した**「4歳児の7月月案文例」**をもとに、夏ならではの素材や活動を生かしながら、一人ひとりの育ちを支える保育を丁寧に組み立てていきましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました