6月3歳児 月案

3歳児

◎ねらい

  • 雨の日の室内遊びや、梅雨の自然に興味を持ち、楽しんで過ごす。
  • 自分の気持ちを言葉やしぐさで伝えようとする。
  • 簡単な身のまわりのことを自分でやってみようとする。
  • 清潔の大切さに気づき、手洗いや着替えなどを意識できるようにする。

◎内容(発達の視点)

【生命】

  • 食事・排泄・睡眠・清潔などの基本的生活習慣を安定して行い、心と体の健康を保つ。
  • 風邪や感染症を防ぐための手洗いや清潔習慣を意識する。
    【保育者の配慮】
    ・個々の生活リズムや体調に気を配り、無理なく生活習慣が身につくよう声かけを行う。
    ・暑さ・湿気・着衣の調整など、園内の快適な環境を整え、子どもの状態をこまめに確認する。

【情緒】

  • 保育者との信頼関係の中で安心感を持ち、自分らしく過ごす。
  • 雨の日でも気分を安定させ、好きな遊びを見つけて楽しむ。
  • 気持ちが揺れ動く場面でも、保育者に受け止められながら落ち着きを取り戻せる。
    【保育者の配慮】
    ・子どもが自分の気持ちを安心して表現できるよう、受け止める姿勢や共感的な関わりを大切にする。
    ・登園や活動への不安が強い子には個別に対応し、安心感を持てるよう配慮する。

◎内容(5領域+保育士の配慮)

【健康】

  • 湿度や気温の変化に気をつけながら、快適に過ごせるよう援助する。
  • 着替えや汗の始末などを自分でしようとする気持ちを育てる。
  • 清潔の大切さを知り、手洗いやうがいの習慣を身につける。
    【保育者の配慮】
    ・暑さや湿気に注意し、水分補給や汗の処理のタイミングを適切に促す。
    ・苦手な子には無理をさせず、できたことを認めながら意欲を育てる。

【人間関係】

  • 友だちと同じ遊びを楽しみながら、やり取りを通して関係を深める。
  • トラブルにも保育者の支えのもと、少しずつ自分の思いを伝えたり、相手の気持ちに気づいたりする。
    【保育者の配慮】
    ・遊びや活動を通じて、自然に友だちとの関わりが生まれるように場面を設定する。
    ・言葉での表現が難しいときは、気持ちの代弁や、関わり方のモデルを示す。

【環境】

  • 雨や水に触れる体験を楽しみ、自然への関心を広げる。
  • 長靴や傘など梅雨時期の道具に興味を持つ。
  • 身近な虫や草花への関心を深め、命の大切さを感じる。
    【保育者の配慮】
    ・雨の日でも自然や季節を感じられるよう、室内での水遊び・観察活動を工夫する。
    ・虫や花などへの関心を深められるよう、図鑑や会話での広がりを大切にする。

【言葉】

  • 雨や梅雨に関する言葉や表現に親しむ(例:「ぽつぽつ」「しとしと」など)。
  • 絵本や紙芝居を通して、言葉のやりとりや物語を楽しむ。
    【保育者の配慮】
    ・子どもが言葉で気持ちや経験を表現する機会を増やすよう、積極的に会話を広げる。
    ・一人ひとりの発語に丁寧に耳を傾け、自信をもって話せるような反応を心がける。

【表現】

  • 雨やかたつむり、あじさいなどを題材にした製作活動を楽しむ。
  • 音楽やリズム遊びを通じて、気持ちをのびのびと表現する。
    【保育者の配慮】
    ・自由に表現できるように材料や活動の幅を持たせる。
    ・結果ではなく過程を大切にし、子どもの思いや工夫に注目して声をかける。

◎食育

  • 雨や湿気の時期に食べ物が傷みやすいことを知り、食べ物の大切さを感じる。
  • 旬の野菜(ピーマン、トマト、きゅうりなど)に触れたり、名前を知ったりする。
  • 苦手なものにもチャレンジしようとする気持ちを育てる。
  • 食事中の姿勢やマナー(座って食べる・よく噛むなど)を少しずつ意識する。
  • 食べ物を作ってくれる人への「ありがとう」の気持ちを大切にする。

◎行事

  • 衣替え
  • 虫歯予防デー(歯みがき指導)
  • 避難訓練
  • 身体測定
  • 誕生会
  • プール・水遊びの準備(導入)

◎家庭との連携

  • 衣替え・汗対策として、着替えや汗拭きタオルなどの準備をお願いする。
  • 歯みがきや清潔習慣について、家庭と連携しながら指導する。
  • 傘や長靴の持ち物の確認と、登園時の安全について共有する。
  • 苦手な食材や食事中の様子について家庭と情報共有する。

◎健康・安全

  • 湿度や気温、室温に注意し、快適な環境づくりを行う。
  • 雨の日の滑りやすい場所での安全確認。
  • 感染症(胃腸炎、手足口病など)の情報に注意し、清掃・消毒を徹底する。

◎職員との連携

  • 子どもの体調や情緒面の変化を日々共有し、対応を統一する。
  • 雨天時の保育活動の工夫や、安全面での対応を事前に話し合う。
  • トイレ・着替え・清潔指導に関して、声かけの方法や援助の手順をすり合わせる。
  • 製作や季節行事の準備において、分担と連携を明確にしておく。
  • 食事の援助や声かけ(苦手な食材への配慮含む)も共通理解を持って関わる。

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