◎ねらい
- 夏の自然や行事に親しみ、興味を持つ。
- 水遊びや戸外遊びを通して、体をのびのびと動かす。
- 自分の思いや気持ちを、言葉やしぐさで表そうとする。
- 生活リズムを整え、夏を元気に過ごす。
◎生命
- 暑い時期を健康に過ごすために、水分補給・休息・清潔に気をつける。
- 着替えや汗の始末など、自分でしようとする気持ちを育てる。
保育者の配慮
- 汗をかいた後の着替えや水分補給のタイミングを子どもと一緒に意識し、快適に過ごせるよう援助する。
- 体調の変化に注意し、個々に合った休息の取り方や声かけを工夫する。
◎情緒
- 信頼できる保育者との関わりの中で、安心して自分らしく過ごす。
- 夏の遊びや行事への期待や楽しみを感じ、意欲的に関わろうとする。
保育者の配慮
- 楽しい活動の中でも、安心できる関係や環境を意識し、不安な気持ちを抱える子にも丁寧に寄り添う。
- 期待やワクワクした気持ちを言葉にできるように導き、喜びを共感する。
◎5領域
【健康】
- 水遊びや戸外遊びを通して、夏ならではの活動を楽しむ。
- 水分補給や休息の大切さを知り、快適に過ごす意識を持つ。
保育者の配慮
- 気温や体調をよく観察し、遊びや活動の時間・内容を調整する。
- 汗をかいた後のケアや、水分補給のタイミングを逃さないようこまめに声をかける。
【人間関係】
- 友だちとの関わりの中で、自分の思いを伝えたり相手の気持ちに気づいたりする。
- 水遊びなどで一緒に遊ぶことを通して、楽しさを共有する。
保育者の配慮
- 子ども同士のやり取りを見守りつつ、必要に応じて仲立ちをし、関係づくりを援助する。
- 一緒に遊ぶ喜びや、友だちとの関わりの楽しさを共感的に伝える。
【環境】
- 夏の自然や生き物(セミ、カエル、草花など)に関心を持ち、触れたり観察したりする。
- 七夕などの行事を通して、季節の文化に親しむ。
保育者の配慮
- 自然物との出会いを大切にし、興味を広げる関わりをする。
- 行事の由来や意味を、子どもにわかりやすく伝える工夫をする。
【言葉】
- 七夕や夏の自然について、ことばで感じたことを表現しようとする。
- 絵本や紙芝居などの読み聞かせを通して、言葉の豊かさに親しむ。
保育者の配慮
- 日常の中で子どもが言葉で気持ちや発見を伝えられるよう、話しかけや応答を丁寧に行う。
- 夏の言葉(「ひまわり」「きらきら」「しゃぼんだま」など)に触れる機会を大切にする。
【表現】
- 絵の具・水・氷などを使った夏ならではの製作を楽しむ。
- 七夕飾りを作ったり、歌やリズム遊びで気持ちを表現したりする。
保育者の配慮
- さまざまな素材や技法に触れられるよう環境を用意し、自由に表現できるよう見守る。
- 表現する過程を認め、自信を持って取り組めるような声かけを行う。
◎食育
- 夏野菜(トマト、きゅうり、なすなど)に触れ、色・におい・形への興味を広げる。
- 水分の大切さや、汗をかいたあとの食事の必要性に気づく。
- 食欲が落ちがちな時期にも、涼しい環境で楽しく食べる工夫をする。
- 「冷たい食べ物」「温かい食べ物」などの感覚の違いを楽しむ。
◎行事(予定)
- 七夕会
- プール・水遊び開始
- 身体測定
- 避難訓練
- 誕生会
◎職員間の連携
七夕会などの行事準備や進行の分担を明確にし、無理なく進められるよう工夫する。
水遊びやプール活動中の安全確認、役割分担を明確にし、事故予防に努める。
暑さにより体調を崩しやすい時期のため、子どもの健康状態を共有しながらこまめに連携を図る。
食欲不振や体調の個人差に応じて、給食・休息・活動量のバランスを話し合って調整する。
◎家庭との連携
水遊びや戸外活動が増える中での健康管理について、体調の変化をこまめに共有し合えるようにする。
夏の行事(七夕など)を通して、園での体験を家庭でも話題にしてもらい、楽しさが広がるようにする。
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