◎ねらい
- 戸外で体をたくさん動かして遊び、春の自然を感じながら健康に過ごす。
- 簡単な身のまわりのことを自分でやろうとする気持ちを育てる。
◎生命
- 戸外で十分に体を動かして遊び、心地よさや爽快感を味わう。
- 気温や汗の状態に気づきながら、自分で衣服を調節する経験を重ねる。
保育者の配慮
- 気温差に応じて衣服の調整を促し、快適に過ごせるよう配慮する。
- 「気持ちいいね」「たくさん動いたね」と言葉を添えて、遊びの充実感を共有する。
◎情緒
- 自分の気持ちを少しずつ言葉で表そうとする。
- 好きな遊びやお気に入りの場所で、安心して自分を出せる時間をもつ。
保育者の配慮
- 子どもの思いや気持ちに丁寧に応答し、「うれしかったね」「いやだったんだね」と共感の言葉を添える。
- 安心できる関係の中で、甘えやつぶやきを受け止める。
◎5領域
【健康】
- 自分で靴を履こうとしたり、帽子をかぶったりするなどの習慣が育つ。
- 食後や外遊び後に自分で手を洗おうとする姿が見られる。
保育者の配慮
- 子どもの「自分でやってみたい」気持ちを大切にし、手助けは最小限にする。
- 繰り返し丁寧にやり方を見せたり、一緒に取り組んだりする。
【人間関係】
- 「どうぞ」「ありがとう」など、簡単なやりとりが楽しめるようになる。
- 気の合う友だちと一緒に遊ぶ中で、仲間意識が育ち始める。
保育者の配慮
- やりとりが広がるように、子ども同士の関係をつなぐ声かけを行う。
- 友だちと関わる楽しさを、場面ごとに言葉で伝えていく。
【環境】
- 春の自然(風・草花・虫など)に興味を持ち、じっくり観察しようとする。
- 戸外や室内の環境の中で、自分の好きな遊びを見つけてじっくり楽しむ。
保育者の配慮
- 季節を感じられる素材や場所を取り入れ、興味を引き出す。
- 子どもの好奇心が続くように、必要に応じて保育者も一緒に関わる。
【言葉】
- 自分の思いや要求を簡単な言葉で伝えようとする。
- 絵本の言葉や歌のフレーズをまねして楽しむ姿が見られる。
保育者の配慮
- 子どもの発する言葉やサインに丁寧に応答する。
- 絵本や歌など、言葉に触れる機会を日常的に取り入れる。
【表現】
- 手先を使った遊び(粘土、シール、描画など)を楽しむ。
- 音楽やリズム遊びを通して、体を動かして表現することを楽しむ。
保育者の配慮
- 様々な素材や道具を用意し、自分なりの表現を引き出せるようにする。
- 子どもの表現に対して、結果だけでなく過程を大切にしながら関わる。
◎食育
- 食材に興味を持ち、「これはなに?」「どこでできるの?」と問いかける姿が見られる。
- お腹がすいた、苦手だけど食べられたなど、食にまつわる気持ちを言葉で伝えようとする。
◎家庭との連携
- 衣替えの時期に合わせて、衣服の調節や着脱しやすい服を一緒に確認する。
- 家庭でも子どもの「自分でやってみたい」気持ちを尊重してもらえるようお願いする。
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