3月2歳児 月案

2歳児

◎ねらい

  • 身の回りのことに自分から取り組み、できた喜びや自信を感じる。
  • 保育者や友だちとの関わりを楽しみながら、安心して進級への期待を持つ。
  • 1年間のさまざまな経験を通して、自分らしく表現しようとする。

◎生命

  • 着脱や排泄など、生活に必要なことを自分でしようとする意欲を持つ。
  • 健康に過ごすための習慣(手洗い・うがい・衣類の調節など)を身につける。

保育者の配慮

  • 子ども自身が「できた!」と感じられるような関わりを意識する。
  • 自立を急がず、できること・できないことを受け止めながら丁寧に援助する。

◎情緒

  • 進級を意識した生活の中で、安心して毎日を過ごす。
  • 自分の思いを受け止めてもらうことで、満足感や安心感を持つ。

保育者の配慮

  • 進級に不安を感じる子には、個々のペースで安心できるよう寄り添う。
  • 子どもたちの思いや行動を肯定的に受け止め、安心して自己表現できる環境をつくる。

◎5領域

【健康】

  • 身の回りのことを自分でやろうとする気持ちを大切にし、習慣化する。
  • 戸外でのびのびと体を動かし、春の訪れを感じる。

保育者の配慮

  • 「できたね」と気づき、認める関わりで自信につなげる。
  • 戸外活動では気温差に配慮し、無理なく活動できるようにする。

【人間関係】

  • 自分の思いを言葉や態度で表し、友だちとの関わりを楽しむ。
  • 簡単なやりとりを通して、他者との関係に安心感を持つ。

保育者の配慮

  • 子ども同士の関係を見守りながら、安心してやりとりできるよう仲立ちする。
  • 友だちとの関わりの中で嬉しかったことや気づきを共感的に伝える。

【環境】

  • 春の自然(つくし、虫、花など)に触れ、関心を持つ。
  • 1年間親しんだ玩具や場所に愛着を持ち、思いを込めて関わる。

保育者の配慮

  • 春の訪れを感じられるような環境や散歩先を選び、発見を大切にする。
  • 思い出や経験をふり返る時間をもち、成長を実感できるようにする。

【言葉】

  • 自分の思いや気づいたことを、ことばで伝えようとする。
  • 友だちとのやりとりを楽しみ、会話の広がりを感じる。

保育者の配慮

  • 子どもの言葉をしっかり受け止め、やり取りが続くように関わる。
  • ふり返りや思い出の話を通して、語彙の広がりを感じられるようにする。

【表現】

  • 思い出や春の自然を題材に、製作や絵で自由に表現する。
  • ごっこ遊びやリズム遊びを通して、自分の気持ちを表すことを楽しむ。

保育者の配慮

  • 子どもの「やってみたい」という気持ちを尊重し、自由な表現活動を保障する。
  • 作品づくりや歌など、進級を楽しみにする気持ちが育つような活動を工夫する。

◎食育

  • 春の野菜(菜の花、キャベツ、いちごなど)に親しみ、香りや味に関心を持つ。
  • 自分の食べられる量を知り、無理なく食事を楽しむ。
  • 年度末の行事や行事食を通して、食への興味や楽しさを味わう。

◎行事(予定)

  • ひなまつり会
  • 身体測定
  • 避難訓練
  • 誕生会

◎職員間の連携

  • 一人ひとりの成長や発達をふり返り、進級に向けた支援を共有する。
  • 子どもの健康・生活面の変化に気づき、情報共有をこまめに行う。
  • 年度末の行事や準備・引き継ぎについて職員同士で計画的に進める。

◎家庭との連携

  • 進級に向けた子どもの気持ちの変化や成長を保護者と共有し、安心して進める。
  • 自立に向けた生活習慣(衣服の着脱、食事、排泄など)を家庭と連携しながら見守る。
  • 1年間の成長やエピソードを振り返り、子どもへの声かけや共感を家庭でも深めてもらう。

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