◎ねらい
- 晩秋の自然や行事に親しみ、季節の移り変わりを感じる。
- 自分の思いや考えを言葉や行動で伝えようとする。
- 保育者や友だちとの関わりの中で安心して過ごす。
- 衣服の調整や手洗いなど、健康に過ごすための習慣に関心を持つ。
◎生命
- 気温の変化に気づき、衣服の調節などを自分からしようとする。
- 手洗い・うがい・鼻をかむなど、風邪予防の意識を持つ。
保育者の配慮
- 子どもと一緒に気温や体調に合わせて衣服を調節する習慣を確認する。
- 日々の生活の中で、風邪予防や衛生習慣の意味をわかりやすく伝える。
◎情緒
- 信頼できる大人や友だちと関わりながら、安心して自分の気持ちを出せるようになる。
- 秋の深まりや行事を通して、豊かな情緒を育む。
保育者の配慮
- 子ども一人ひとりの気持ちに寄り添い、安心して過ごせるよう丁寧に応答する。
- 季節の変化にともなう気持ちの動きを丁寧に受け止め、共感する。
◎5領域
【健康】
- 朝晩の冷え込みに気づき、自分で衣服の調節をしようとする。
- 風邪予防のための手洗い・うがい・マスクなどに取り組む。
保育者の配慮
- 気温差に応じた衣服の声かけや援助を行う。
- 手洗い・うがいの大切さを日常の中で繰り返し伝え、習慣化を援助する。
【人間関係】
- 友だちとの関わりを楽しみながら、順番やルールを少しずつ理解していく。
- 自分の思いを伝えたり、相手の気持ちに気づいたりしながら関係を築いていく。
保育者の配慮
- 友だちとのやりとりを見守り、うまくいかないときには間に入り気持ちを代弁する。
- 相手の気持ちに気づけた時の喜びや、伝え合うことの心地よさを共有する。
【環境】
- 木の葉の色の変化や落ち葉、木の実など、秋の自然に興味を持つ。
- 七五三などの行事を通して、日本の伝統に触れる。
保育者の配慮
- 自然に気づく機会を日常的に作り、子どもの発見や驚きを共に楽しむ。
- 行事の由来をわかりやすく伝え、関心を持てるようにする。
【言葉】
- 生活や遊びの中で自分の思いや考えを言葉で伝えようとする。
- 秋にまつわる絵本やわらべうたを楽しむ。
保育者の配慮
- 会話や絵本の読み聞かせを通して語彙を豊かにし、表現の幅を広げる。
- 話したいと思える雰囲気を大切にし、丁寧に受け止める。
【表現】
- 落ち葉や木の実などの自然物を使って、自由に制作を楽しむ。
- 季節の歌やリズム遊びで、感じたことを体で表現する。
保育者の配慮
- 自然物や季節を感じられる素材を取り入れ、自由な発想を大切にする。
- 一人ひとりの表現を認め、楽しく活動に参加できるようにする。
◎食育
- 秋の実りや旬の食材(りんご、さつまいも、きのこなど)に親しむ。
- 食べることで元気になることを知り、感謝の気持ちを持つ。
- 七五三にちなんだお祝い食や行事食にも興味を持つ。
◎行事(予定)
- 七五三のお祝い
- 秋の遠足ごっこ
- 身体測定
- 避難訓練
- 誕生会
◎職員間の連携
- 季節の変わり目による体調不良を予防するため、こまめな健康観察と情報共有を行う。
- 生活習慣の自立を促す場面で声かけの統一を意識し、個々の育ちに応じて支援する。
- 七五三や行事活動の意味を共通理解し、伝え方や雰囲気づくりを工夫する。
- 活動や遊びの中での人間関係の様子を共有し、関わり方を協議する。
◎家庭との連携
- 秋の自然に触れる体験を家庭でも楽しんでもらえるように、園での活動内容を伝える。
- 園での生活習慣の様子を伝え、家庭でも子どもが自信を持って取り組めるような声かけをお願いする。
コメント