◎ねらい
- 冬の自然や行事に親しみながら、季節の移り変わりを感じる。
- 一年の締めくくりを意識しながら、身の回りのことを自分でしようとする。
- 友だちや保育者と共に過ごす楽しさや温かさを感じる。
- 健康に過ごすための生活習慣に関心を持つ。
◎生命
- 手洗いやうがい、マスクの着用などを自分から行おうとする。
- 寒い日にも体を動かして過ごすことの心地よさを感じる。
保育者の配慮
- 感染症予防の基本的な習慣を繰り返し丁寧に伝え、身につくよう援助する。
- 外遊びの前後にしっかり体を温めたり、衣服を調整したりできるよう配慮する。
◎情緒
- 一人ひとりの存在が大切にされる中で、自分らしさを発揮しようとする。
- 冬や年末の行事に期待感を持ち、楽しみながら参加する。
保育者の配慮
- 子どもが安心できるよう関係性を大切にし、安定した雰囲気で過ごせるようにする。
- 行事や特別な活動に対する不安や緊張に気づき、個々に合った関わりを心がける。
◎5領域
【健康】
- 寒さに負けず、外で元気に体を動かして遊ぶ。
- 手洗い・うがいを習慣にし、健康に過ごそうとする。
保育者の配慮
- 十分に体を動かせるよう遊びや活動の時間を確保し、体調に合わせて調整する。
- 感染症予防のための衛生習慣を日々丁寧に関わりながら伝える。
【人間関係】
- 年末に向けて「ありがとう」「また来年も遊ぼうね」など、気持ちを伝え合う心地よさを感じる。
- 一緒に過ごす友だちとのつながりを深める。
保育者の配慮
- 一年間の関わりの中で築いてきた関係を振り返り、温かい言葉でのやり取りを促す。
- 子ども同士がお互いに思いを伝え合えるような場面を意識的に作る。
【環境】
- 冬の自然(霜、木の実、寒さなど)に気づき、興味を持って関わる。
- 年末年始の伝統行事に触れ、文化的な体験を楽しむ。
保育者の配慮
- 冬ならではの自然体験を日常に取り入れ、子どもの関心を広げる。
- 行事の背景や意味をわかりやすく伝え、楽しい雰囲気で参加できるようにする。
【言葉】
- 自分の思い出や楽しみにしていることを、言葉で表現しようとする。
- 冬や行事にまつわる絵本やお話を楽しむ。
保育者の配慮
- 気持ちや出来事を言葉で伝えられるような場面や声かけを大切にする。
- 季節感のある絵本や紙芝居を取り入れ、言葉の世界に親しむ機会をつくる。
【表現】
- クリスマスや年末の行事に向けた製作活動に楽しんで取り組む。
- 冬の自然や行事をテーマに、絵や音、身体で表現する。
保育者の配慮
- 行事への期待感がふくらむよう、楽しい製作や活動を計画する。
- 自由な発想で表現できるよう、素材や環境を工夫して用意する。
◎食育
- 冬の野菜(だいこん、はくさい、ねぎなど)や行事食に興味を持つ。
- 「あたたかい食べ物」をおいしいと感じ、寒い季節とのつながりに気づく。
- 食事の場でも「ありがとう」「いただきます」など、感謝の気持ちを意識する。
◎行事(予定)
- クリスマス会
- 身体測定
- 避難訓練
- 大掃除ごっこ
- 誕生会
◎職員間の連携
- 年末に向けて保育室や園内の環境整備を職員間で協力して進める。
- 感染症予防のための取り組みを統一し、健康観察をこまめに共有する。
- 行事の進行や役割分担を明確にし、子どもたちが安心して参加できるよう準備を整える。
- 一年を振り返り、子ども一人ひとりの育ちを共有し合う。
◎家庭との連携
- 年末年始の生活リズムの変化に備え、安定した生活が送れるよう、家庭と生活習慣について確認し合う。
- 製作や行事を通しての子どもの成長を伝え、家庭でも喜びを共有してもらえるようにする。
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